皆さま、ご機嫌いかがですか?砂山(@sunayama373)です。
2019年4月20日、宝塚大劇場にて宙組公演ミュージカル「オーシャンズ11」を観劇しました!
[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]とにかくみんなめちゃくちゃかっこよかった…![/chat]
今回は、宙組の新たな「オーシャンズ11」を観劇した感想をまとめてみたいと思います。
宙組「オーシャンズ11」の率直な感想
率直にみんなめちゃめちゃかっこよかったし、充実した舞台でした!
初演の星組は映像で、花組は大劇場で観劇しましたが、どちらの要素も取り入れつつ、さらに今の宙組らしい部分もありつつで、焼き増し感のない新たな「オーシャンズ11」が観られたなという充実感があります。
[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]トップと2番手がオーシャンズ経験者ってもの良い風に働いているのかもしれません![/chat]
キャストをピックアップして感想を書いてみたいと思います。
配役キャスト別の感想を書いてみるよ!
[box04 title=”今回ピックアップするキャスト”]
- 真風涼帆 ダニー・オーシャン
- 星風まどか テス・オーシャン
- 芹香斗亜 ラスティ・ライアン
- 桜木みなと テリー・ベネディクト
- 澄輝さやと フランク・カットン
- 蒼羽りく バシャー・ター
- 和希そら ライナス・コールドウェル
- 秋音光 イェン
- 瑠風輝 リビングストン・デル
- 優希しおん・鷹翔千空 バージル・モロイ/ターク・モロイ
- 寿つかさ ソール・ブルーム/凛城きら ルーベン・ティシュコフ
- 純矢ちとせ クイーン・ダイアナ
[/box04]
真風涼帆のダニー・オーシャン
星組初演の出演経験と新人公演主演の経験があるから、星組っぽくなるのかな?とか思っていましたが、しっかり「真風のダニー」がそこにいました…!
飄々としていて何を考えているのかわからないけど、頭が切れて人をまとめるリーダーシップはしっかり発揮するタイプ。
オーシャンズを一人ずつ勧誘に行くところなんかは、そんな真風ダニーと芹香ラスティの対比がはっきりわかって、場面ごとにメリハリが付いてとても見やすかったです。
[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]ルーベンさんちの虎の敷物に足食われて離れなくなったダニー可愛かった…![/chat]
ああいう小ネタを空気と間を読んで、芝居を壊すことなく挟み込めるのが真風涼帆の凄いところだなと改めて感じましたね^^
星風まどかのテス
まどか姫はまだ若いし、どうしても幼いイメージが抜けなくて、テスみたいな大人の女ができるのかなって思ってたんですが、なんの問題もなかった…!
やっぱりまどかは何やらせても安心できる…!
怒っているときにちょっとキーキーしちゃうのがいつも少しだけ引っかかるけど^^;
[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]2幕頭の蛇のところの表現力がすごくて、テスの気持ちが揺れ動いてるのがはっきりわかりました。[/chat]
芹香斗亜のラスティ
チャラい。
[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]とにかくチャラい。だがそれがいい!
上にも書いたけど、真風ダニーとの対比が最高。
薄紫のテラテラのスーツをかっこよく着こなすチャラスティすごい。[/chat]
キキちゃんはコミカルな役でも大げさじゃなく、芝居をぶち壊すようなあざとさがなくて、めちゃめちゃ好感度上がりました。
特に、ジョンソン先生の変装場面。
正直、あの場面は苦手でした。歴代のは笑いを取りに来る体制が目に見えて。
キキちゃんのは違った。
芝居が成立する範囲でキャラクターの個性が活きる作りになっていた。
多分、作品中一貫してチャラいラスティ、ちょっとふざけて生きてる像みたいなものを矛盾なく作っているからだと思います。
[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]ラスティって役がはじめてシックリきたかもしれない…![/chat]
桜木みなとのベネディクト
正念場のずんちゃん、男を上げてきたなという印象です。
[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]
まず激ヤセが非常に気になるところですが、大丈夫のかな…^^;
役作りのために絞ったということで納得しよう。
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正直、他組の同時期に抜擢され始めた95期生である柚香光・礼真琴にかなり遅れをとっているなという印象が強かったですが、今回のベネディクトでかなり追い上げてきている感を感じました。
典型的な宙組男役の課題である「発する力の弱さ」をかなり克服してきたんではないでしょうか。
ずんちゃんのベネディクトでいいなと思ったのは、ベネディクトは非道な奴だけど、テスへの愛は本物なんだろうなと思えたところ。
これはずんちゃんのお人柄がにじみ出ているのもあるかもしれないな。
変に誇張することなく、ベネディクトという人物を1からしっかり作り上げれいるからだと思います。もしかしたらこれが物足りないって人もいるかも知れないけど。
ベネディクトチームのチーム力もとても良かった。
もあちゃん(愛白もあ)さお(美月悠)りお(星月梨旺)の上級生と、りっつ(若翔りつ)わんた(希峰かなた)どってぃ(真名瀬みら)の若手のバランスもちょうどよく、その真中にずんちゃんがいることで、みんながベネディクトの方向を向いてチームでベネディクトを盛り上げていく感じをとても感じました。
[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]
実力はあるのになかなか飛び抜けなかったずんちゃん。
ベネディクトが転機になるといいですね…!
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澄輝さやとのフランク
※贔屓目がすごいので予めご了承ください笑
大劇場であんな長いナンバーを一人で歌うのは初めてなんじゃないだろうか。
ほんとに初めてかなと思うくらい大劇場の空間を支配していて、正直次の大劇場でもソロの場面ください!と思ってしまうくらいよかった。
フランクさんは仲間を勝たせすぎてディーラー協会から追い出された人だけど、なんかあっきーっぽいなと思ってしまいました^^;
自分より相手を優先させる優しい人なんだと思います。
[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]巷ではロイヤル王子なんて言われているけど、ワイルドな澄輝さやとも好きです。
ノーブル黒燕尾はもちろん最高なんだけど、ガツガツしてるあっきーがすごく好き。
眉間にシワ寄せて眼光鋭くしてるあっきーはほんとにかっこいい。[/chat]
その点では最後の公演でフランクという役を観られて、ソロも1曲あって、見せ場もある役が観られて本当に良かった。
プロローグと大階段群舞のカツラなしの姿もめちゃくちゃかっこよくて久しぶりに息止まりました。
あっきーについてはこちらにも思いの丈をまとめてあります▽
蒼羽りくのバシャー
りくちゃんはスチール出たときから蒼羽史上一番かっこいいなと思ってました。
エンジのスーツがめちゃくちゃよく似合ってます…!
[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]ダイアナの元に変装して登場する時に踊りながら出てくるんだけど、
グランジュッテの高いこと…!
さすがダンサー・蒼羽りく!魅せてくれる…![/chat]
最後の公演にして、歌がめちゃめちゃ上達しています…!なんで最後の公演で歌上手くなるの…!!
もっと聞きたくなるやんか!
和希そらのライナス
和希そらはハッスルメイツ以降の急成長がすごいですね。
もともと実力のある男役だったけど、なんとなく燻っているような印象があり、このまま学年が上がるだけになるのかと思っていましたが、ココ最近の和希そらは発信力を強く感じます。
[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]本人の意識が変わったのか、環境が変わることに対する変化が起こったのか、想像しかできませんが、なんかあったんだろうなと勝手に思っています^^;[/chat]
そライナスは、歴代ライナスの中でもより少年ぽさがあり、より父親の功績に対する悲観が強い感じがしました。
誰にも言われていないのに、自分でかってに親父と比較して凹んでるタイプっぽい^^;
だからこそ、ソール言葉がすごく響くし、逆に素直に「あんたたちと一緒に飛んでみるよ!」と返せるんだなとも思います。
ミスターピックポケットのナンバーのダンスはさすが和希!ヒップホップテイストのダンスはやっぱりうまい!
秋音光のイェン
あきもは私の中では「遅れてきた少年」
WSSのベイビー・ジョンがとても良くて、今回イェンと配役発表があったときにぴったりだなと思いました!
[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]たまに、少年役でも下級生に任せられない少年役ってあるよね。
イェンもその一つだと思うんだけど、まさにあきもにやってもらえば万事うまくいくって感じだったと思います。[/chat]
ヨーヨーのテクニックも流石です。ハイパーヨーヨー世代なんで、テンション上がりました^^;
タカラジェンヌのすごいところは、自分の範疇でない芸に対しても真摯に取り組むところだと思うんです。
今回のイェンのヨーヨーもだけど、フランクのカードもバシャーのマジックも、ちゃんとその道のプロに教えを乞うて、自分のものにしてから見せてくれているから全然嘘がないんだよね。
しかもタカラジェンヌはダンスも歌も日々レッスンがあるのにその合間を縫って範疇外の稽古もするんだから本当にすごい。
[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]いい舞台を提供したいっていう揺るぎないモチベがその行動を生んでいるんだろうな…!
見習わないと!![/chat]
瑠風輝のリビングストン
配役発表があったときは正直もえこのイメージとはかけ離れた役で全然想像ができなかったリビングストン。
観てみると、本来は陰キャなんだけど認めてくれた人のためには一生懸命働くし、仲間ができたことが楽しくて仕方ないリビングストンって感じでとてもかわいかった…!
[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]リビングストンのナンバーをとても下手くそに歌っていたけど、あれは上手いからできる技だな…![/chat]
もえこは主演作も決まっているし、これからもどんどんかっこよくなっていくと思うから非常に楽しみです…!
優希しおんと鷹翔千空のモロイ兄弟
とにかくかわいいんだけど、やはり新人公演学年。まだまだ発展途上ですね。
この二人は新人公演でダニーとラスティを演じるってことだから、本役を通してコミュニケーション取れるし、お手本を間近で見ることができるので、ぜひ新公に活かしてもらいたい!
個人的に思ったのは、こってぃがすごく垢抜けた!
早くから抜擢されていたけど、いまいちぱっとしないなぁと思ってたんです。
今回でなんか、パッとした!(←抽象的すぎ)
寿つかさのソールと凛城きらのルーベン
イレブンメンバーにおいて安定のおじさんズ。
やっぱりこの二人のどちらかがいると芝居がしまる感じがしますね。
[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]かと思えばショー部分ではめちゃくちゃかっこよく踊るおじさんズ…!こわい!すてき![/chat]
純矢ちとせのクイーン・ダイアナ
ダイアナに関してはオーシャンズ11の演目発表があった時点で「ダイアナはせーこ一択!」と思ってました…!
[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]それが退団公演になるなんて思ってなかったんだけども…![/chat]
ガメついダイアナを絶妙に演じられていました。
ともするとテスを食ってしまうんじゃないかというくらい強烈な個性を持って表現されるダイアナ。
テスがしっかり立つように、でもダイアナの個性を殺さないように表現されていたのは、せーこの技量があってこそだと思います。素晴らしい。
白雪姫の継母役を勝ち取りヴェガスを去るダイアナは、しっかり宙組の歴史に爪痕を残して去る純矢ちとせとかぶる部分がありますね…!
宙組版オーシャンズ11の新演出について
宙組版では大きな演出の変化はありませんが、新しいナンバーが一つ増えたり、ちょこまかした台詞の変更や、登場人物の配置換えなどがありました。
新曲「オーシャンズ10」とラスティの比重
ダニーとラスティが10人の仲間を探そうと話す銀橋でのナンバー「オーシャンズ10」。
ダニーとラスティのデュエットで掛け合いっぽい歌でした。
これは私の推測ですが、今までラスティを正式な2番手が務めたことがなく、敵役であるベネディクトの方が2番手比重の高い役だったので、ダニーと組んでいるラスティの比重を上げるためのナンバー追加なのかなと思います。
[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]ベネディクトのナンバー「夢を売る男」はカットできませんからね^^;[/chat]
ただ、ちょっと曲調がレトロな感じがして、全体的にお洒落ナンバーが多いので少しなじまない感じはしましたね^^;
なんというか、平成初期のアニメのエンディングみたいだなと思ってしまいました^^;
ラスティの比重でいうと、2幕の排気口を通る場面は花組ではバシャーのナンバーでしたが、こちらもラスティのナンバーに変更していましたね。
ジョンソン先生からの流れだったので違和感なくつながっていました。
バシャーのインスタ見たい
小池先生は世間的に流行っているものをしっかりキャッチして作品の中に入れてくることがたまにありますが、今回はバシャーがスマホで撮影した写真を「これ、インスタにアップしてもいい?」などの表現がありました。
自分たちがいつも使っているものが宝塚の舞台に出てくると急に一瞬現実に戻されるから戸惑ってしまう^^;
でもバシャーのインスタは普通に見たいと思いました。
[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]つかマジシャンのネタ明かしとかでyoutuberやったら人気出そうだな(笑)[/chat]
おわりに
今回は、宙組「オーシャンズ11」初日開けてすぐの感想をイレブンキャストを中心に、あと新演出についてまとめてみました。
[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]正直まだまだ書き足りないことが山程あります。[/chat]
プロローグのこととか、それぞれの場面のこと、フィナーレ、初舞台生のこと。。。
それらのことに関しても、今後アップして行きたいと思います。
あと何回か見る予定なので、上記に書いたキャストの話でも新たに発見した事があれば書いていきます^^
オーシャンズシリーズ、長くなりそうですが、よければお付き合いください^^
2019オーシャンズ11まとめはこちら▽
コメント
コメント一覧 (2件)
砂山様
素敵な分かりやすい、想像するとワクワクする感想、ありがたく読ませていただきました。
間もなく、私も大劇場に行きます。
新しいナンバーの件は、どんな感じなのか、気になります。逆に楽しみですね。
ずんちゃん、今回、迫力がます事を願っています。
ちなつさんや、タソの悪役芝居、存在感、凄いなと思ったので、役に助けられるのではなく、役に力を与えるような、そういうジェンヌさんを求めて観劇しているような気がします。
サリー様
コメントありがとうございます^^
大劇場で見られるのですね…!新ナンバーは私以外の方の評判は上々なので、ご期待ください^^
ずんちゃん、頑張ってほしいですね…!
タカラジェンヌってサリー様の仰るように、役の個性ももちろんですが、それに生徒の個性がハマると爆発的に魅力が増すと思います。
そんな生徒の出現も宝塚観劇の醍醐味ですよね^^
また遊びにいらしてください^^