皆さま、ご機嫌いかがですか?砂山(@sunayama373)です。
今回は花組大劇場公演『アルカンシェル~パリに架かる虹~』を観劇しましたので、感想をまとめておきます。
えー、まさか3回も観ることになるとは思っていなかった今回の花組公演。
もちろん宙組時代からずっと見てきた星風まどかが退団するってこともありますが、それにしても。。。
前回の花組公演からオペラでガチロックしてしまう人ができてしまったというのが大きいですな。えぇ、もう、こればっかりは仕方ない。仕方なくはない。ありがとう(感謝)
ナウオン・歌劇などの関連メディアには目を通していないので悪しからず。ネタバレもちょっとあるので気をつけて。
あらすじとダイジェスト置いておきます。
「パリは燃えているか?」 撤退を決めたドイツのフランス占領軍に、ヒットラーは首都爆破命令を下す。ナチス・ドイツの侵攻に抵抗を続けていた人々は、その時如何にしてパリの街を護ったのか。フランスが生んだレビューの灯を消すまいと立ち上がった一人のダンサーを主人公に、パリ解放に至る過程をドラマティックに描き上げる物語。宝塚歌劇ならではの絢爛豪華なレビューシーンを交えてお届けする、大作ミュージカル・レビューの誕生にご期待ください。ナチス・ドイツ占領下のパリ。レビュー劇場「アルカンシェル」では、ドイツ軍の進駐目前にユダヤ系の人々が亡命、残された人気ダンサーのマルセルが、劇場を託される。看板歌手のカトリーヌと意見を対立させながらも、一座の命運をかけてドイツ軍検閲官のフリードリッヒと渡り合い、レビューの灯を護ろうとするマルセルは、密かにパリの街を取り戻すためのレジスタンス運動に加わっていく。ある時ドイツ軍将校の執拗な求愛を退けたことで、追われる身となったカトリーヌを匿うこととなるマルセル。やがて二人は惹かれ合い、共に愛する祖国のために戦うことを決意する。ドイツ軍の敗色が濃厚になる中、パリを爆破する準備が進められているとの情報を得たマルセル達は、何とかして街を護ろうと立ち上がるのだが…。
花組トップコンビの退団公演
柚香光・星風まどかのトップコンビサヨナラ公演ということで、公演作品の発表があったときは正直
ショーなしか…
と思ってしまいました。正直ね。
しかも柚香さんはダンサーの印象がめちゃめちゃ強いですし、まどかちゃんも花組では柚香さんとガシガシ踊るイメージが付きましたので、なおさら最後にショー作品が見たいと思ってしまったんですよね。
けど、開いてみたら一本ものにしてはショーアップされたシーンが多い!
絶対に出るであろう「ショーが見たかった!」という不満を、レビュー劇場「アルカンシェル」を舞台にすることで解消できているような感じがありました。
シャンソンからジャズ、ラテン、ストーリーダンス、モダンダンスも見ることができる構成にしてくれたのはうれしかったです。
コンテンポラリーをゴリゴリに踊る柚香さんも見たい気持ちもあるけど。
ショーアップされたシーンは全部好きだけど、いつもココナッツ太鼓でわろてまう。
マルセル(柚香)とカトリーヌ(星風)は二人とも「仕事相手に恋はしない」と豪語しているのに、めちゃくちゃあっさり恋に落ちるのが、なんというか、草。(他に言い方思いつかんかった)(語彙力の低下が著しい)
いや、劇場という作品を作り出すエネルギーが生まれる場所で、エネルギーの必要な仕事をしている者同士だから、惹かれあうのは仕方ないと思うし、そうなっても全然おかしくないとは思うんだけど。
そんな、、、さっきまであんなに豪語してたのに、、、、って思っちゃった笑
フリッツさんの憂鬱
フリードリッヒ・アドラー(永久輝せあ)、略してフリッツさんはドイツ国防軍の人ってことで、また絶妙なポジションだなぁと。。。
この作品の中では、ドイツ国防軍はあくまで国の指示により動いていただけで、戦争犯罪には加担していたわけではないという「ドイツ国防軍無罪論」説がベースになっているのかなとも思いました。
けど、あの時代に青年であれば(フリッツさんが何歳なのかはわからないけど)少年時代はヒトラーユーゲントの教育を受けているだろうし、その流れで国防軍に入っているならもっとナチス的な思想は強くなるんじゃないかなぁと思ったりするんだけど(バルツァーさん(輝月ゆうま)のように)、一回ラジオ局に勤めているからいろんな世界を見て視野が広がっているのかなぁとも思ったり。
実際にその時代を生きたわけではないからわからないけど、武力じゃなくてエンターテイメントの力で世界を変えたいって、いち青年の夢を語るのも憚れるような風潮があって、ずっと鬱屈していたフリッツさんが、アルカンシェルの担当になれたことで夢の実現に可能性を見いだせたのは、それこそ奇跡、フランス語でミラクルだと思うんですよ。
アネット(星空美咲)も話聞いてくれるしさ、よかったね、フリッツ!って思ったんですよ。
けどさ、
キスまでしてくるとはおもわなんだな。。。
夜の街でからまれてるアネットちゃん助けてさ、水飲みたいアネットちゃんのために、ちゃんと30分で安全に帰れるように車まで手配してくれて、水かブランデー選ばせてくれるし(ブランデーは初めワンチャン酔わそうとしてんのか?と思ったけど、きっと「気付け」やね)、稽古の進捗心配してくれるし、
めっちゃいい人やん!って思ってたのにぃ…!
キスした瞬間
えっ
って言いそうになった。否、言っていたかもしれない。
すぐに「ごめん」って言ってくれるけど「パリジャンはもっとキスがうまいんだろうね」って、、、
そこじゃないんじゃない!?!?!?!
と、私はひとしきり混乱していましたが、まぁアネットちゃんがまんざらでもなさそうなので、良いことにしよう。こういうのはね、外野がやいやい言うても野暮なんで。。。
信じてたのになぁ。。。
あの時代のヨーロッパの話
何故か子供の頃から第二次大戦前後のヨーロッパに興味があって、ドイツの歴史とか第三帝国とかについても色々調べたりしていたので(思想家ではない)、題材的にはとても興味があり、始まる前から結構楽しみにしていました。
宝塚では『凱旋門』は同じくらいの時代なのかな。
『螺旋のオルフェ』はパリ解放後の話だけど、思い出しました(懐かしい)
政治とか宗教とかの「思想」にはそこまで興味はないんだけど、それに引き込まれて扇動されてしまう「人々の心の動き」に興味があるんですよね。
作・演出の小池修一郎先生の作品でいくと『NEVER SAY GOODBYE』も、これより少し前のスペイン内戦のお話で、そこに生きる人々を描いている感じでしたか。
『ネバセイ』は、敵も味方も全員、時代に翻弄されている感じがあったけど、今回の『アルカンシェル』は、ある意味輝月ゆうまさんが演じたコンラート・バルツァー一人を「一番悪い」に位置付けているように感じました。
いや、ほんとはそんなことないんだと思うんですよ。バルツァー大尉にだってナチスを支持する動機や思想みたいなものはあるとは思うんだけど、あまり描かれていなかったような気がするので。
巧みに悪いバルツァーさん
バルツァーさんがもうとにかくヤな奴で、この作品の「悪」を一手に引き受けてくれている感じ。
役作りだってわかっているのに、本気で気持ち悪くて嫌だ!って思わせてくるまゆぽん(輝月)流石すぎる。
「ほう、女性か…」の言い方もなんかヤダし、毎回部屋のカギを閉めに行くのもヤダし、、、。
アルカンシェルの看板歌手だったジョルジュ(綺城ひか理)は「バルツァーに心酔していった」ってストーリーテラーであるイヴ(聖乃あすか)(ベストジーニスト賞)の一言で済まされてるけど、
バルツァーさんと一緒にバーから出た後なんかあったやろ!?
失恋の傷心に付け込まれて部屋の鍵内側から閉められたやろ!?
って思ってしまう。。。こわい。。。
想像にまで介入してくるバルツァーさん、巧みすぎ・・・。
ペペはなぜあんなことを…
アルカンシェルで禁止されたジャズを上演しているのをドイツ軍に見つかって揉めているところで、アルカンシェルのコメディアン・ペペ(一樹千尋)が突然「うおおおお!」ってナチスの旗を踏みつけるんだけど、あれがなんか、、、、
全然わからん!
いや、やりたくなる気持ちはわかる。本気でドイツ軍に腹が立ったとか、仲間を守るために自分が犠牲になろうとしたとかも考えられるのかなぁと思ったんだけど、その行動に対する代償を理解していないわけないと思うんだよな、若者じゃないんだし。
行動的にも思想犯で捕まるのわかるやん。。。
自分の子供が人質に取られてしまったとかならわかるで。冷静でいられなくなる。
けど若者たちが「罰するなら私を!」ってやってるそばで、急に???
なんで急にその行動に至ったのか、動機を知りたいなと思いました。
HIRO茶でお話聞けた方いたらこっそり教えてほしい。
大きな手に夢中
前回の花組大劇場・全国ツアー『激情』に続き、のせさん(一之瀬航季)ばかり見ている砂山です。どうも。
のせさん演じるポールはアルカンシェルの人で、稽古場では稽古ピアノを弾き、クラシックは弾けないけど青きドナウのウィンナ・ワルツとジャズアレンジ2種類のオケ譜を書き、振りを覚えて本番には舞台に出演します。
夜はレジスタンスで走り回り、ドイツ軍の拠点を見つけたりします。
超人すぎん?
あと結構過激派。すぐ人質とる。
んで、手がめっちゃ大きい。素敵。
ピアノ弾いてるときはガッて手広げるし、男役さんなのでできるだけ大きくイカツく見えるように工夫してるのかな?素敵。と思って見ていたんだけど、
手グーにしてても大きいの。なに素敵やん。
ココナッツ太鼓叩いてる手もめちゃ大きい。
たぶんバスケットボール片手でつかめる。素敵。
あと今回はオペラグラス越し見ているはずなのに逆に見られているという経験も致しました。こわい、すてき。
あ、もうこれ以上は頭悪いことしか書けないんで自重しまーーす。
(今でも十分あたまわる)
おわりに
今回は花組大劇場公演『アルカンシェル~パリに架かる虹~』の感想をまとめました。
東京は行くつもりしていないんですが、5月に仕事で東京に行くことになりまして、、、チケット探そうか…?とひそかに考えています。。。
けど、トップコンビ退団だし、そんなうまくは手に入らないでしょう~~と思っているので、千秋楽の配信でも楽しみましょうかね。。。
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