皆さま、ご機嫌いかがですか?砂山(@sunayama373)です。
今回は宙組大劇場公演『カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』を観劇しましたので、感想をまとめておきます。
宙組トップスター真風涼帆退団公演ということで、いろんな想いが駆け巡る作品でした…!
今回はナウオンみました。けど原作・歌劇・グラフなどの関連メディアには目を通していないので悪しからず。ネタバレもちょっとあるので気をつけて。
全員ハマリ役!今の宙組にピッタリ
トップコンビ真風涼帆・潤花、そして宙組創設当時からずっと宙組を支えてきた組長寿つかさ、さらに宙組の戦力として活躍していた秋音光・紫藤りゅう・澄風なぎ・湖風珀のサヨナラ公演ということで
めっちゃ辞めるやん…!
と思わざるをえない集合日を経てついに幕を開けた『カジノ・ロワイヤル』。
真風時代は砂山的にもご贔屓さんの所属組も在団期間もガッツリハマっているので、ほぼフルで、そして多くのリピートをしてきた期間なので、感慨深いです…。
始まってみると、退団者もそうでない方もみんなハマリ役で、見ていてニコニコしちゃう…!
一人一人書いて行ったらキリがないんだけど、
- 真風さん(真風涼帆)(007)(スーツを着て生まれてきた男)…カッコイイ以外になんか言葉要る?
- 潤花(潤花)(ドルフィン)…ギャル皇女様可愛すぎ
- キキちゃん(芹香斗亜)(第三の頭)(アニメ化)…ビジュアルがカッコイイのに考えてることぶっ飛んでて良き
- ずんちゃん(桜木みなと)(弱気なインテリ)(はいった)…登場めっちゃかっこいいのにヘタレでおたんこぽくてかわいい
- もえこちゃん(瑠風輝)(お給料上げてあげて)…かっこいいしちゃんとしてる。婿に来てほしい。
- すっしぃさん(寿つかさ)(辞めないで)…もはやこの方がロマノフの末裔なのでは???
- しどりゅーさん(紫藤りゅう)(キャプテンアメリカ)…かっこいいしお金持ってるって最強か?
- じゅっちゃん(天彩峰里)(猛獣使い)…ほんま何やっても自分のものにするなぁ…!
- たかと(鷹翔千空)(おいしいトコ持っていきたいけど)…コワモテやのに部下がピンチの時絶対助けてくれる
- さくらちゃん(春乃さくら)(お金管理)…ちゃんとしてる…!
- りっつさん(若翔りつ)(マッドサイエンティスト)(アニメ化)…ほんまなにやってもry
- きよ(優希しおん)(身体能力から生まれた男)…鬼軍曹!!!
- ロマノフ姉妹(水音志保・山吹ひばり)(ギャル&ギャル)…ギャル妹たち可愛すぎ
- ロマノフ兄弟(風色日向・亜音有星)(ナルシス&うぇーい)…あほぼんすぎて愛せる
- ましろ(真白悠希)(中身は卵ではない)…いや台詞的確やな…!
まって書いてたらキリがないね。。。
ホントに、みんな、ぴったりだった…!
ここまでコメディだと思ってなかった件
原作は全然読んでないんだけど、聞いた話によると、どうもキャラクターの設定は活用しているけど、ほぼオリジナル作品に近い仕上がりになっているようですね。
どおりで、初見ではそこはかとない「古き良き小池コメディ」を感じるわけだ。
007って、こんな感じなん???
って思ってしまったのは正直なところ。
LUNA味あるなと思いました(大好物)(99年月組公演)(懐かしさがこみあげてくる)
映画も全然見たことないんだけど、007ってもっとハードボイルドなんだと思っていました。(いや、ホントはそうなのかも…?)
真風時代総集編
ところどころに「真風涼帆の宝塚人生」を匂わせるような演出がされているな?と思う瞬間がありました。
- 逃げてるヒロインをチューして追っ手から匿うとか(天は赤い河のほとり)
- 「ア・ビアント」は真風さんが新人公演初主演した時の併演ショーだったり
- もうそもそも「カジノ」がオーシャンズを思い出してしまうとか
- せりかちんと高いところで剣で戦うとか(ホームズとかいろいろ)
他にもいろいろあったような気がするけど、エモい演出がいっぱいありました。。。
と言うか、ロマノフ家自体が真風さん(というか宙組)と縁が深すぎるんよ…!
ロシア帝国の皇帝やロマノフ一家のお写真は実際のお写真使っているのに、マリア皇太后のお写真だけすっしぃさんとかほんと小池先生…やってんな…!
マリア皇太后がすっしぃさんなのか、すっしぃさんがマリア皇太后なのかわからなくなってきたわ。
あと「エリザベート」から『闇が広がる』のセルフパロディもありました。
「我慢できな――――い」はエリザベート知らなかったらイミフですよ(笑)
小池先生、外部のお仕事いっぱいしてるし「日本を代表するミュージカル演出家」って言われるようになっても生徒さんへの愛が増し増しなの、本当にうれしい。ありがとうございます。
宙組トップがコメディでサヨナラってなかった?
思い出しベースなんだけど、これまで宙組トップスターのサヨナラ公演がコメディってなかったような???(貴城けいさんの龍馬伝は見ていないんだけど、コメディだったかも???)
少なくとも直近のトップサヨナラ公演でケラケラ笑った覚えはないんですよね。
公演プログラムにも小池先生が書いていらっしゃったけど、コロナ禍で極度の緊張を強いられた状態から「羽ばたかせたい」という想いを感じました。
一番「ブハッ…!」と笑ったのは、亜音有星の「エアーバスケ」(ギャグなのか)
ドリブルしてるからオフェンスのはずやのに、デルフィーヌ(潤)にディフェンスかける謎。からの兄(風色日向)にエアーボールパスするも捨てられ「勝手に辞めんなぁ!!!」とキレるwww
なにwwwかわいいなwwww
あと、これは昔からなんだけど、真風さんの「間と真顔」で笑かしに来るの、好き。
すっしぃさんの教え
芝居の最後にすっしぃさん演じるゲオルギ―が息子たちにこれからの人生を説くんだけど、もはや「すっしぃさんの教え」なんよ。。。ずるいよなぁ…!
泣いてしまうやん、あんなん…!!!
ダンディだけどユーモアを忘れない男役、寿つかさ。
忘れない…!
フィナーレ
群舞パートはKAORIalive先生の振付ってことで、かっこよかったっすね…!
娘役さんたちの平行四辺形フォーメーションもめっちゃいいし、男役が階段座りスタートなのもいい。
何回も言うけど、男役を大階段に座らせるの反則技やからな…!
やるんやったら全員分舞台写真出してください…!!!(切実)
すっしぃさんが群舞にいるの久しぶりな気がする…からのソロ…!
拍手しすぎて手が真っ赤になります。
みんな大好き男役同士のペアダンスアリ。
誰を見てますか??
私はね、、、気が付いたらもえひな(瑠風・風色)を見てますね…。
デュエットダンスのお衣装も白くて素敵。
あぁ、この二人、一緒に辞めるんだなぁと、しみじみしますね。
正直、潤花来た時は、ちゃんと愛せるか不安で仕方なかったけど、舞台はちゃんとやるけど喋らせたら破天荒な貴女が大好きになりました。ありがとう。
最後には真風さんから舞台への感謝を感じられる振り付けも。
真風さんだけじゃなく、今回の退団者の皆さんも分も、そしてコロナ禍が落ち着いてきたとはいえ、この3年間舞台を仕事場としてきた皆さんの感謝にも感じられて、感極まった。
おわりに
今回は宙組宝塚大劇場公演『カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』の感想をまとめました。
トップスターの退団公演は毎回「時代の終わり」を感じますね。
そうして宝塚は109年続いてきたんだけど、やはり寂しいもんは寂しいね。
正直まだ数回大劇場でも見るし、東京公演もあるので全然見納め感ないけど、東京の大千秋楽まで無事に走り切れますように…!
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