宝塚宙組『Xcalibur エクスカリバー』の感想!

宝塚宙組『Xcalibur エクスカリバー』の感想!

皆さま、ご機嫌いかがですか?砂山(@sunayama373)です。

今回は宙組東京建物Brillia HALL公演『Xcalibur エクスカリバーのライブ配信を鑑賞したので、感想をまとめたいと思います。

砂山

関西では上演されない公演なのでライブ配信ほんとありがたい…!

例の如く、ナウオン・歌劇などの関連メディアには目を通していないので悪しからず。

目次

エクスカリバーといえば

個人的にエクスカリバーといえば98年宙組の『エクスカリバー』の印象が強いです。

砂山

小池先生だったっけ。

2016年月組の『アーサー王伝説』も観劇しました。

伝説の聖剣エクスカリバーを引き抜き、国を治める王となるシチュエーションを、新トップスターの誕生になぞらえているんですよね、どの公演も。

わかるんだけど、『アーサー王伝説』も今回の『Xcalibur』も、なんかちょっと悲しい感じがするんだよなぁ。

結局アーサーは一人になってしまうし、国は治めるんだろうけど、なんかちょっとすっきりしない。

小池先生の『エクスカリバー』はドタバタコメディみたいになってるけど、大団円で幸福感あって、これから新しい組がスタートするんだなぁ〜って素直に思える作品だったな、今思えば。

今回もアーサーは「戻ってきてくれ」って言うのにグィネヴィアは「離れたところで」ってなるのが、なんか…あぁ……って感じてしまいました。

砂山

突然「我らの王!」みたいな雰囲気になるのも、なんかついていけないんよね…。アーサー王伝説の時も思ったけど。

アーサー王ってほんとにお披露目向きなのかな?と小一時間考えてしまいました。

元々の韓国ミュージカルから宝塚版にするのに、脚本は改編したりするんだろうけど、なら宝塚に寄せた改編でもよかったのでは?と思っちゃいました。

けどキャラが強いし、曲も宙組にはあっているからいいのかな。

アーサー(芹香斗亜)鮮やかに見事な闇堕ち

一幕はのほほんとした青年アーサーだったのに、一幕ラストでお父さん(松風輝)が殺されて、幕間を挟んで二幕始まったらしっかり闇落ちしてて見事だった。

個人的にはキキちゃん(芹香)にはダークヒーローがハマると思っているので、二幕始まってからは

砂山

キタキタキタキターーーー!!!

って感じになりました。

一幕でしっかり可愛くしていたからこその二幕の真っ黒が引き立つんですよね。

砂山

キキちゃん、トップ就任おめでとう!

グィネヴィア(春乃さくら)勇敢な戦士から女性へ

女戦士って設定がまずめちゃくちゃいい!かっこいい!

アーサーに心惹かれていく乙女心的な部分もしっかりわかって、より可愛さが引き立ってました。

「グィネヴィアはアーサー王の妻になるけどランスロットと不倫しちゃう」って印象が『アーサー王伝説』を観た時から残っていたので、今回一幕が終わった時点でグィネヴィアは全然ランスロットに興味なさそうだったから、全然違う話になるんかなぁと思っちゃった。

けど、モーガン(真白悠希)の魔法の所為なら仕方ないね。

砂山

さくちゃん、トップ娘役就任おめでとう!

耐える役ランスロット(桜木みなと)

久しぶりにずんちゃん(桜木)の二枚目を堪能できる役だなと思った!

基本明るめの役作りをしているけど、自分の気持ちに蓋をしている瞬間の耐える芝居がめちゃくちゃ際立ってて、けど周りの芝居を邪魔しなくて絶妙なバランスで表現されてて

砂山

ぬぬうおおお桜木いいいいいい

となりました。

歌は昔からうまかったけど、今回特に深みがすごくて、生で聴きたかったなぁ…。

マーリンとモーガンの話もうちょっと欲しかった

今回初日が開いてから「真白悠希がヤバい!」と風の噂でよく聞いていたんだけど、マジもんのヤバさでした。(語彙)

モーガン=なんか悪そうな魔女、ってイメージなんだけど(雑)、真白が表現したモーガンは人間の哀しさとか悔しさとか「なんで私だけ…」とか、そういう負の感情が凝縮されてて、誰が観てもどこか心当たりがあるような、「自分」を観ているような錯覚になる役だなと感じました。

だからこそ、最期にマーリン(若翔りつ)と対峙した時にほころびる表情に、彼女が人間に戻れたような気がしてよかったぁって思うんだろうか。

マーリンのりっつ(若翔)もとても良かった。「マーリンが悪い」と言われがちだけど(笑)

きっとマーリンだって「やってもうた」感をずっと抱えて生きてるんだよな。

砂山

そういうこと、あるやん。わいも心当たりがある。

それでもなんとかしよう、少しでもよくなるように生きていこうとしているんちゃうかなと。

ちょっと気になったのは、マーリンとモーガンの関わり?なれそめ?がよくわからんかったんだけど、歌か何かで説明されてたのかな?

わいが聞いてなかっただけだろうか???

カットされてる部分もあるみたいだけど、その辺りもっと深く知りたかったなあ。でも入れると3時間超えるんだろうな。大劇一本ものでやるしかないやん。

目が足りなかったライブ配信

今回、もっとじっくり観たいよー!って思うことがめっちゃ多かった!

幕開きのウーサー・ペンドラゴンが振り返った瞬間に物語が動き出す感じ、それを作り出したよねちゃん(雪輝れんや)に拍手!

まりんさん(悠真倫)の迫力も体感したかった!

りせ君(大路りせ)がめちゃ垢抜けてて、悪息子をしっかり自分のモンにしてるのがわかった。やられちゃうけどめちゃ楽しそうだった。

おかゆ(輝ゆう)か!?おかゆやん!!おかゆーーーーー!!!!めちゃ目を惹いた!

成くん(泉堂成)、いままで「かわいいかっこいい」の印象だったけど、男の顔になってた…!

砂山

オペラグラスでもっとじっくりみたかったよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

宙組のコーラスも生で体感したかった。。。。。

おわりに

今回は宙組東京建物Brillia HALL公演『Xcalibur エクスカリバーのライブ配信で見た感想をまとめました。

ついに宙組も次の世代に移行しますね…!

次の大劇場『パガド』も、キキちゃんは復讐に生きる役っぽいので、それも楽しみです…!

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この記事を書いた人

砂山のアバター 砂山 宝塚歌劇愛してる

宝塚ファン歴研20になりました。

観劇の感想や生徒の魅力、宝塚ファン初心者さんがもっと知りたいことなどを、私の知ってる限り発信していきたい!

宝塚について一緒に語ってると楽しいなコイツ!ってところを目指しています…!

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