純矢ちとせ|男役までこなす稀代の娘役・せーこの退団。【タカラジェンヌ考察】

純矢ちとせ考察

皆さま、ご機嫌いかがですか?砂山(@sunayama373)です。

「オーシャンズ11」集合日に発表された退団者で、一番驚いたのが純矢ちとせ(せーこ)です。

舞台でも娘役の重要な役回りを演じることが多く、楽屋は幹部部屋、次期副組長候補で近い将来は宙組の管理職としての活躍を期待されていたせーこが辞める…。

[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]同時退団する澄輝さやと・蒼羽りくも衝撃だったけど、まさか純矢ちとせの名前が一番上に来るとは思っていませんでいたね。。。[/chat]

今回は、純矢ちとせや辞める影響や舞台をみて感じたことなどを、卒業される前にまとめてみたいと思います。

目次

純矢ちとせの退団による宙組への影響は?

冒頭でも少し書きましたが、せーこは次期管理職候補だったと思います。

バウホール公演・梅田芸術劇場公演・ドラマシティ公演などでも最上級生として組長公演を多数経験していたし、そのたびに組を代表してご挨拶がありましたもんね。

宙組にはすっしーさん(寿つかさ)・あおいさん(美風舞良)という最強の管理職コンビがいますが、間違いなくその2人を支えているのはせーこで、いつもでも交代できる状態にはなっていたと思います。

2019年2月の「群盗」できゃのんさん(花音舞)が組長としてご挨拶をしているのをみて、「おや?」と思ったけど、せーこが辞めるからきゃのんさんに管理職候補としての仕事が回ってきたと言うことだったのかな。

舞台においても、せーこは重要な役回りを演じることが多く、宙組にとってはかなりの痛手になりますね。。。

舞台については後述の項でもまとめたいと思います。

[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]宙組は比較的上級生の娘役は残っている方ですが、芝居に定評のあるせーこが抜けるのは痛い…!同時に愛白もあちゃんが卒業するのも痛い…!

芝居の上手い上級生娘役が2人も抜けるなんて。。。[/chat]

男役時代が活きている純矢ちとせの役作りについて

せーこは研3で男役から娘役に転向。

男役をやるのが急に恥ずかしくなっちゃったっていうのがなんともせーこらしい転向動機だなと思います^^

この転向が大成功でしたよね。

男役時代も少し観てましたが、正直男役のまま今の学年まで続けていても、ココまで重宝される存在になっていたかどうか。。。

男役をしていたからこそできる芯の強い女性像を作り上げることはとっても上手いなと感じました。

特に「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」のジェシカ・エドワーズのような戦う女性を演じさせるとピカイチだなと…!

シェイクスピア」では娘役に男役が配役される異例のキャスティングもありました。

娘役が少年役をやることはまぁまぁありますけど、青年役を当てられたのは他の公演でも観たことないですね、私は。

舞台で女役をこなす青年劇団員・ヘンリーは、舞台外では男役として演じ・劇中劇では女役をするという役まわりだったけど、違和感なくスムーズにやってのけるのは、やっぱりせーこの経験があってこそだなぁと思いました。

純矢ちとせのラスボス感~ゾフィー・カトリーヌ母后・ホーエンタール夫人~

せーこといえば、ラスボスのような役も多く、その代表的なものはやっぱりエリザベートのゾフィーかなと思います。

[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]ゾフィーの威圧感と歌の迫力はまさにラスボス級。[/chat]

他にも翼ある人々ホーエンタール夫人サンクチュアリカトリーヌ母后など、様々なラスボス(違)を演じておられました。

娘役でボス感のある役は結構男役の専科さんでやられるケースもあると思うんだけど、組子の娘役でまかなえてきたのはせーこの力が大きいと思います。

特にカトリーヌ母后威厳ある母后から息子を失って錯乱してしまう1人の母親までの表現力が素晴らしかった。せーこの振り幅すごすぎる…!観てない方はぜひスカイステージで見てほしい!!

[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]中ボスくらいだけど、王家に捧ぐ歌の、アイーダをタオルでシバきまくる女官長せーこもおすすめです。あのタオルでしばかれたらめっちゃ痛いで…![/chat]

男役を経て、学年の上がった上級生娘役のポジションとしてはかなり貴重で重要なポジショニングを維持してきたせーこ。

この穴はかなり大きいぞ…!

せーこちゃんはかわいいんやで。

しっかりした女性、強い女性の役イメージの強いせーこですが、ココで私が思うかわいいせーこまとめをしたいと思います。

[box04 title=”可愛いせーこまとめ”]

  • 逆転裁判2のルーチェ
  • TOPHATのマッジ
  • エースモーションの女神
  • 王妃の館の早見リツ子

[/box04]

逆転裁判2でのヒロイン役

『逆転裁判2-蘇る真実、再び…-』で演じたヒロインのルーチェはやっぱり可愛かったですね…!

男役から転向した娘役でバウのヒロインをする場合は、トップ娘役路線の超絶ヒロインをする場合と、主人公に対して少し年上の雰囲気の女性で許されざる恋的なやつに突っ走るかのどちらかのイメージがあるのですが(あくまでイメージです)、逆転裁判2はその間をいった作品のような気がします。

かわいいヒロインとしての性質を保ちながら、最終的には結ばれない感じが切なくもありました。。。

[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]

ただ正直、せーこはヒロインよりも助演女優のほうが合うだろうなと思った作品でもありましたね。

可愛かったけど。

[/chat]

TOP HATのマッジ

同期の七海ひろきと夫婦を演じたTOP HATのマッジは、ともすればラスボス感のある役どころかもしれないけど、あえてかわいい枠に入れます…!

[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]だってあんなにホレスに強気なマッジが、実はホレス大好きなんて可愛すぎるじゃあないですかあああ!!![/chat]

夫婦が嫌いなところを罵倒し合うデュエットナンバーも最強に愛に溢れていて素晴らしかった…!

ともすればやりすぎくらいに声を変えていたし、身振り手振りもオーバーリアクションに徹していたけど、それが作品にピッタリハマって、マッジというキャラクターがめちゃくちゃ魅力的でした。

[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]いつものせーことは違う、アメリカのコメディ女優のような雰囲気がめちゃくちゃよかったです^^[/chat]

エースモーションの女神

朝夏まなとのライブステージ「エースモーション」のせーこは全体的に可愛いせーこちゃんが観られますが、中でも女神としてして登場するコント部分のせーこが超かわいい。

[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]まぁくんにいじられているときのせーこがとにかくかわいい。[/chat]

しっかり者の上級生娘役のイメージが強いせーこが、さらに上級生の男役にいじられてるときめっちゃかわいいとか反則過ぎませんか??

王妃の館の早見リツ子

早見くんはコミカルなイメージですが、やっぱり朝夏まなとに絡まれてるせーこは可愛いのと、和希そら演じるピエールとの小芝居がめちゃくちゃ細かくていい!

[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]ベルサイユ宮殿の場面は後ろで介抱されているリツ子とピエールばっかり観てました^^;[/chat]

下級生の男役に上級生の娘役がキュンキュンしているのはとてもかわいいと思う!!!

純矢ちとせと澄輝さやとのデュエットが素晴らしい

奇しくも同時退団することになった澄輝さやとと、スカイステージの歌番組「Music FamilyⅡ」で歌ったデュエットが最高に素晴らしいです。

カサブランカの「過去は聞かない」をデュエットしているのですが、せーこのあっきーに向ける視線がとても良い!!!

眼の前にいる男役を立てることができる視線、身体の開き方、歌声、全てにおいて娘役力の高さが現れていると番組を視聴していて感じました…!

あっきーはもちろんカッコイイんだけど、せーこが横にいることで更にかっこよく見えるって、すごい娘役スキルだと思う…!

この2人は朝夏まなとの退団公演「クラシカル・ビジュー」のルビーの場面でも組んで踊っているんだけど、こちらはさすが上級生カップルといった感じで色気が爆発していて見てはいけないものを見ている気分になりました…!!

[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]せーことあっきーは相性がよかったのだろうな…![/chat]

おわりに

今回は、純矢ちとせ退団発表を受けて、せーこが退団することでの宙組への影響やせーこの舞台を見て感じたことなどを自分なりにまとめてみました。

退団公演「オーシャンズ11」ではクイーン・ダイアナ役。

ダイアナ役はベネディクト側のドタバタを担うし、めちゃくちゃ美味しい役なのでとても楽しみですね…!

せーこの歌唱力も存分に発揮されると思いますし、最後の役にして不足ないと思います…!

楽しみです^^

[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]退団後は何されるんだろうなぁ。日舞の名取でもあるので指導者としてまた宝塚に戻ってきてくれたらいいのにねー。[/chat]

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

砂山のアバター 砂山 宝塚歌劇愛してる

宝塚ファン歴研20になりました。

観劇の感想や生徒の魅力、宝塚ファン初心者さんがもっと知りたいことなどを、私の知ってる限り発信していきたい!

宝塚について一緒に語ってると楽しいなコイツ!ってところを目指しています…!

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次