宙組エリザベートの千秋楽ライブユーイング記

もう2週間も前の話になりますが、次の観劇までに書き上げようと思ってたので、宙組エリザのライビュ気を少し。
映画館で見るのは、星の台湾公演・100週年記念式典・グスタフ/フェニックスの千秋楽と4回目だったのですが、結構好きです、映画館で見るときのライビュ組の一体感みたいな感じが(笑)
私が見る会場はあまり拍手とかはないのですが、普通に映画を見るより客席が集中しているのがわかるというか。まぁそりゃそうなんですがw
さて、エリザを見るとなるとやはり殿下を中心に観てしまうので、殿下の話から。
今回の殿下は桜木みなと殿下。ずん殿下を一通り観て思ったのが、「死」を選択肢の一つとして選んだ殿下だったなと言うこと。「死の舞」を踊っているときにすでに「生」か「死」かの選択をしていて、いままで観てきたルドルフの、「トート(死)に翻弄されている感」が少なく、決断のときが来ているという印象。そして自死する瞬間に眼をつぶることで死を自ら選び、進んだということが表現されていた。私が観てきたエリザベートの中で自死するときに目をつぶった殿下はずんちゃんが初めてかもしれない。
だからなのか、キスしてせり下がるトート閣下が非常に満足されていたように感じた。そりゃそうだ、トートはルドルフを死にいざない、最終的にルドルフの方から死を選んだのだから選ばれたトートとしては嬉しかろう。とっても素直なトート閣下。
あきルドと比較してみると、あきルドは革命も失敗し、ママにも見捨てられ、もはや死ぬしかなかった殿下。なので自死の直前まで死を恐れている、死を選んで自ら受け入れているわけではないが、もうそうせざるを得ない感じがより一層悲壮感を生んだ。このあきルドに対するトート閣下のせり下がりの「いっちょ上がり」感は、トート的に、ルドルフが死んだことに喜びはなく、エリザベートを振り向かせるための一つの手段に過ぎなかったと言うことだったのかなと解釈。
ずんルドは死を選ばずに、もう一度なんとか革命を起こしていればきっと成功して新しいドナウ連邦できてたな。あきルドはもう一回革命起こしても失敗しそうorz
正直ここまで役替りで違う役作りを魅せてくれると思ってなかったので、りくルドも観たかったなぁ。。。
あと、今回始めてラストの昇天のシーンがしっくり腑に落ちた。今までエリザベートがルキーニに殺されてから、どうして笑顔でトート閣下に駆け寄れるのかがイマイチしっくりきていなかった。
が、今回エリザベートが殺されてから、白のお衣装になったエリザベートをみて、魂の開放と安らげる場所への到達がしっかり感じられ、そこにトートという自分を愛してくれる人の存在があることへの喜びが溢れていた。昇天していくときの表情が絶妙で、完全に現世に見切りをつけたわけではなく、辛かった宮廷生活もフランツとの愛憎も子供たちのことも、そこにあった思いは全部持っていくという信念を感じで、エリザベートの強さをラストにしてさらに出してきたなと感じた。みりおんよかった。
あっきーのエルマーの話。
エルマーが熱すぎてもう…!戴冠式のときなんか、全然納得できないのか、革命家仲間に訴えかけてるんだけど、革命家仲間は「もうちょっと落ち着けよ!」みたいな感じでエルマー友達なくしそうだった(笑)
エリザベートには「死ねばいい」という名セリフがありますが、今回の死ねばいいが一番響いた。正直「死ねばいい」自体がどうにもネタ化している感じが否めず、今までは「死ねばいいキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」って感じでしかなかったのが、まぁくんトートの「死ねばいい」からの歌の凄みに圧倒されましたな。コート脱いで真っ赤になるのはちょっとおもしろかったけど。さすがポジ変閣下。
まだまだいっぱい感じたことがあったと思うんだけど、なんかもう何書いてるのかわからなくなってきたのでこれにてエリザ話はおしまい。
エリザベート終わって結構立つし、組子の皆さんは次のお稽古に入られているというのにまだまだエリザロスです。
ブルーレイやっと買いました。品切れで買えなくてね。。。ひっそり楽しみます。
さて、今から月組アーサー王観てきます。

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この記事を書いた人

砂山のアバター 砂山 宝塚歌劇愛してる

宝塚ファン歴研20になりました。

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