何も隠しちゃいないが、私はかなりの正塚晴彦先生ファンである。
なのに何故千秋楽近くなるまでケイレブを見ていなかったのだろう…!と思うくらいケイレブ、クリーンヒットでした…!
しかし最近は正塚先生人気ないのかねぇ…時代に合ってないとかなんとかいろいろ言われてるのをいろんなところでよく目にして心が痛いよ。。。
あんなアウトローなスーツもの、もうはや書き続けているのは正塚先生くらしかいないんだからもうちょといたわってあげてほしいわ。
前回の「ルパン」は私もかなりがっかりだっただけに、今回は始まりのモノローグからキタキタキタとワクワクしましたよ。おぉー正塚先生の作品観に来たなぁって感じがビシバシと。
正塚先生の描く男は結構「恋愛は二の次、本命は革命」って男のイメージだったけど、今回はケイレブ、そして探偵仲間のジムはちゃんと恋人との恋愛を大切にしていて、正塚先生が客に寄せてきた感じがした。いままでそんなもん無視!ってスタンスを貫いていたから意外だなと思ってしまった。
それでもかつて一緒に戦った戦友の狙撃兵が出てきたりする当たりは変わらないね、好き。と思いますね。ありがとう、ナイジェル。
今回しょっぱなから殺人事件が起こってそれぞれのキャラクターがまだはっきりしないうちから事件がどんどん進んでいくからついていくのが大変だった。かなり集中力使ったな。
正直ジムとカズノがなんの事件調べててケイレブの調べていた事件とガチンコしたのかはっきりわからなかった^^;
ストーリーと恋愛に重きを置いてスピーディーに展開して行く感じはスリルがあってかなり楽しかったのだけど、キャラクター一人一人の背景がもうちょっと見たかったな。人それぞれの影を、今回はあまり感じられずに残念だった。
なんだろ、正塚先生もお客様のご意見を取り入れて作品作りに反映しようとしているんだろうなぁと勝手妄想してしまった。別にいいですよ、わが道進んでもらって。下手に客に寄せてる本より先生の世界観で書いてもらったほうが面白いのになぁ。
そんなことを友達にいったら「何言ってんの、下級生ファンには地獄なんだから!」と言われましたwそうですね、それは否定しませんwがんばれ下級生!通行人で輝け!
ちぎちゃんはロジェの殺し屋のイメージ強くて、今回は大してコミカルな役でもないのに無駄にコミカルだなぁと思ってしまった。革パンがよく似合う。
みゆちゃんのナチュラルなお芝居がとっても今回のお芝居になじんでて、キャッキャしている娘役というより大人の女の雰囲気がとっても良かった。
翔ちゃんは、ロジェのCIAの人にそっくりだったw衣装と髪型かな。懐かしかった!
れいこにマフィアのボスはまだ早すぎたな。。。怖くないもん、ただただかっこよかったけど。
独特なテンポで行われる理不尽なセリフの掛け合い、泣いてる女の子に「うるさい!だまってろ!」とか言っちゃう刑事のところで、隣の席のお子さん連れのお父さんがクスッと笑ったので、この作品は成功したなと思いました。
「Greatest HITS!」に関してはなんかもう著作権ばっかり気になるショーでしたw
かつて「BLUE・MOON・BLUE」で大好きな場面がソウルトレインのテーマのかげでVHSカットを食らって涙した私です…!今回は著作権カットで涙するファンが極力少ないようにお願いしますよ、稲葉先生!
稲葉先生といえば「Mr.Swing!」から作風をガラッと変えてきましたが、やっぱり今後はこの作風で行くんですね。。。前のなんか不思議な感じのショーが好きだたんだけどなぁ。草野先生の血を引く詩的な主題歌も大好きだっただけど、今回に関しては主題歌の歌詞さえ頭に入ってこなかった。リズムが勝ってるノリのいい主題歌だとは思うし、盛り上がってるんならいいんだけど、やっぱりあの歌詞の感じは失わないでほしいな。
クラシックの楽曲使っている場面なんかはいなばんらしくて好きだなと思った!よくわからなかったけど!彩凪咲奈は何?神?だいもんは?うん、よくわからない!でもいい!お前は何者だー!だけ聞き取れた!
そういや、ショーは大ちゃんばっかり見てました。トナカイ大ちゃんも、なんかスカシテル大ちゃんも素敵でした。
どんどん大介先生ぽくなってきているいなばん。。。
なんか、こうやって書くと結構ネガティブな感じなんだけど、結構楽しかったんですよ、久しぶりの大劇場。満足していないことはないんだけど、ちょっと物足りなさがあるのかもしれないですな。
なんか演出家の話だけで終わってしまった。結構つぼな出演者もいっぱいいたのでまとめられたら第2弾でも書こうかな。。。
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