宙組宝塚大劇場公演エリザベート観劇記

かなりお久しぶりの更新になってしまいました。みなさまいかがお過ごしですか、砂山です。ブログ不在の間も全然宝塚を観ていなかったわけではなく、前回の宙組シェイクスピア・月組の信長などちょくちょくと観劇はしておりましたが、ブログを書くには至りませんでした…。恐ろしいですね、贔屓がいないというのは…!
そんな砂山ですが、今回ブログ復帰しようと思ったのは、まず、大注目のエリザベートを2回観劇することができたということと、是非応援したいと思う生徒の出現です…!
観劇から1か月近くあいてますので記憶も朧なので衝撃だけかいつまんで。
今回の観劇は幸運なことに1回目は1階S席で、2回目はSS席で観劇することができました…!初SS席…。高校生の時に初めて見たエリザはお立ち見でした。大人になったあ。贔屓がいると絶対座ることはないSS席。今年の運は使い果たしましたねw
今回はポスターが出た時から話題になっていた黒髪トート。トートと言えばこれまで銀髪ウェーブが基本でスターの個性によってカラーリングが変わったりウェーブの強さが変わったりしていましたが、今回は黒髪ストレートということでかなりトートというキャラの見た目の印象が変わりました。まぁくんがなにかのインタビューで「(髪型の)もうネタがないんですw」と言ってましたねw。正直ポスターを観たときは見慣れなさからかコレジャナイ感つよいなぁと感じました。しかも、エリザベートの舞台自体、照明が暗めで、トートのお衣装も黒ベースのお衣装が多いから、舞台真っ暗になるんじゃないの?と思わざるを得なかった。
しかしこの効果がとっても良く作用していたと思います、今回。
まぁくんのトートは、見た目はスッとしていてクールな佇まい、しかしうちに秘めているエリザベートへの熱い思いが時々あふれ出てくるというイメージ。私の中ではポジティブ変態閣下と名づけられました(最上級の褒め言葉)。
黒でまとまっている全身コーデがよりクールさを引き立たせている中での、あふれる想いがなかなか熱すぎて、なんつーか、エロいわ…!まぁくんをエロで形容する日が来るなんてな。。。
要所要所そんな部分がありましたが、一幕最後の銀橋で思いをストレートに歌い上げる場面などは非常に美しく、熱く、かっこよかったです、はい。SS席至福。。。
小池先生が記者会見で「洗練された新しいトート」とおっしゃっていましたが、ポジティブ変態閣下がまさにそれかと思いますね。とてもいい。
そして特筆すべきはルドルフ
私、数あるミュージカル作品の中でもエリザベートのルドルフが一番好きな役なのです。
15分という短い時間のなかで起こるるルドフルの人生にいつも引きずり込まれます。まさにトートがルドルフを闇に引きずり込むが如く…!
とりわけ今まで一番好きなルドルフは2002年花組公演のルドルフ・彩吹真央氏だったわけです。ゆみこルドルフ最強だったわけです。
しかし、今回それが覆るような事態になるとは…。
澄輝さやとルドルフの出現です。
プロローグの時点からもうルドルフの闇に魅了されてしまったのです…!とろろ昆布をかぶった澄輝ルドの美しくも儚い様相に、
息を飲みました。
ええ、まさに息を飲みましたね。ほんとに息って飲むんだね、衝撃を受けると。呼吸がおかしくなったのかと思ったw
そこからまぁ平常心で1幕を観、2幕はルドルフの出番だと少しドキドキしながらの幕間。そして2幕が始まり、「いつになったら帰ってくるだろう」あたりからもう心臓の打ちが早くて、なぜが超緊張状態wフランツお父ちゃんとの新聞のやり取りが一瞬でほんとよかったw
そしていよいよ運命の15分間。
闇が広がるのルドルフの期待と不安が交錯する感じが、そしてそこにトートがつけこんでいる感じが素晴らしくて、私の中ではベスト・オブ闇が広がるになりました。お二人とも特にお歌が得意な方ではないのにここまで魅せられるとは、やはりミュージカルの魅力は歌唱力やダンス力だけで語れるものではないなと改めて感じましたね。まぁ上手いに越したことはないのだが。
そして革命仲間と合流してからの殿下。あっきー曰く、ルドルフの強さや勇ましさを表現しているらしいのだが、もうね、潜在的な儚さがにじみ出てるよ殿下…!
そりゃ革命家たちも殿下に魅せられてやる気になるわな。
あそこの場面は期待と不安の高低差がすごくあるので、あっきーにはぴったりでしたね。お顔とミケンの皺の振り幅が半端ないあっきーには。
自死では今までのルドルフでは観たことのない死を恐れているような表情。今までのルドルフたちは割りと真顔ってか「無」って感じに受け取っていたのだが、あっきーは死に対しての感情が強く感じられて、まさに激動の人生が終焉を迎えたという感じが伝わりました。
あと、パレードのあっきースマイルの破壊力は異常。シャンシャンの左手小指たってるの可愛すぎか。

とまぁ、今回のエリザに関しては澄輝さやとの一人勝ち。そんな感想しかなくてすみませんん。。。でも、しょうがないね
もちろんみんな良かったんですよ、みりおんエリザさすがの歌唱力だし、真風フランツはぼんぼんだし、せーこゾフィは厳しくも厳しい姑だし、すっしー・てんれー・まっぷー・さお・りおのオジサンズもコミカルかつダンディだし、りんきら・りく・ずん・かなこの革命家も殿下助けてくれてありがとう!って感じだし(誰ポジ)ゆうりヴォルフのコレクションも妖艶で美しかったし、もんちヴェンディッシュ嬢は会場の涙を誘ってたし。
黒天使たちがかっちょよかったなぁ。自然に話に溶け込んでいると感じた黒天使は初めてかも。いままでどっかで「黒天使みなきゃ」って意識があったのだけど、今回はみたいときにすっと入ってくる感じ。とっても違和感なく黒天使が存在して、物語を支えていました。
あ、一つ言うなれば、愛ルキーニ。俺は、愛月はやってくれる奴だと思ってたよ…!(誰ポジ)
素晴らしかった!
つまり宙組最高。これに尽きる。

んで、こっそりあっきーを応援することにしました。うん。
このブログでもあっきーについてはいろいろ書いてきて、時には苦言を呈したこともあるけれど、彼、もう研12なんだってね。そりゃいい男役になってるわけだ。。。
エリザのあきルドの舞台写真を買い占めていたら、友人に多すぎと引かれましたw東京分はまだ買ってないので買いに行くの楽しみだな。
そして明日は東京公演千秋楽のライブヴューイングに行きます。
あっきーはエルマー、ルドルフはずんちゃんなので、新たな印象になるのだろうなぁ。また感想を更新しようかと思います。

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この記事を書いた人

砂山のアバター 砂山 宝塚歌劇愛してる

宝塚ファン歴研20になりました。

観劇の感想や生徒の魅力、宝塚ファン初心者さんがもっと知りたいことなどを、私の知ってる限り発信していきたい!

宝塚について一緒に語ってると楽しいなコイツ!ってところを目指しています…!

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