宝塚花組『TOP HAT』の感想!@梅田芸術劇場メインホール

宝塚花組『TOP HAT』の感想!@梅田芸術劇場メインホール

皆さま、ご機嫌いかがですか?砂山(@sunayama373)です。

今回は花組梅田芸術劇場メインホール公演『TOP HAT』を観劇したので、感想をまとめていきます。

砂山

『TOP HAT』は7年前にも梅芸で宝塚初演を観劇した懐かしの作品…!

当時はご贔屓が退団して直後だったので「誰を見たらいいのか…」と思いながら行きましたが、作品が超絶ハッピーなのでめっちゃ楽しかった思い出が凄いんですよね。

そんな作品をもう一度同じ劇場で観られることがとっても嬉しかったです…!

『TOP HAT』のあらすじはこちら

フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースによるハリウッド黄金期のミュージカル映画を舞台化した「TOP HAT」は、2011年のイギリス国内ツアーでの初演以降、ロンドン・ウエストエンドでも600回以上上演され、ローレンス・オリヴィエ賞を3部門受賞するなど、世界中の観客を魅了してきたミュージカル作品です。2015年の宙組による日本初演も好評を得た本作を、柚香光を中心とした花組にて再演致します。心躍るダンスと音楽で綴る、小粋でロマンティックなラブストーリーをお楽しみください。 ブロードウェイで活躍するスターダンサーのジェリーは、公演の為訪れたロンドンのホテルでモデルのデイルと出会い一目惚れしてしまう。デイルの心を射止めようと必死になるジェリーに、彼女も好意を抱き始める。しかし、ふとした行き違いからデイルはジェリーのことを友人の夫であると勘違い。誤解が誤解を生み、二人の恋は周囲を巻きこんだ大騒動へと発展していき…。

宝塚歌劇公式HPより

※一部ネタバレを含む内容などあると思うのでご注意ください。また歌劇・グラフ・ナウオンなど見ずに書いてますので「それ、語られてるけど?」みたいなこともあると思いますが、ご容赦を。

目次

宙組版と花組版の違い

演出の大幅な変更はありませんでしたね。ちょいちょい台詞が変更されているなと感じるところはあったけど、時流に合わせたものになっている感じでした^^

ラストの

「2人だけの花園を探しに行こう」

は今回の花組さんのための台詞になってましたね~。こういうのめっちゃ好き!

ちなみに宙組の時は「この宙の下を一緒に歩いて行こう」でした。プレお披露目だったしね^^

キャストも絶妙

ブロードウェイのスターダンサー・ジェリーはスタイルが良くて超ダンサーでまさにれいちゃん(柚香光)にピッタリ。

前作もダンサートップだったまぁくん(朝夏まなと)が演じました。

まぁくんが演じたときはかなりウザい(いい意味)ジェリーだったけど、れいちゃんのジェリーはウザさはなくて自分中心に世界が回っているボンボン感(いい意味)がたまらなくハマっていた感じがしました。かっこよかった…!

星風まどかは今回唯一の初演経験者なのかな?

宙組公演では組配属されたばかりの最下級生で出演していましたね。役の付いていないモブでの出演だったけど、あのモブまどかが今回はデイルを演じているなんて、

感無量っす…!

いつも思うけど、星風まどかの舞台掌握力、マジですごい…。特に舞台上一人でソロナンバー歌っている時の支配力凄いんですよ…。

砂山

半端ない星風まどか

ヅカ友

いつも言ってんな…!

ホレスを演じたマイティ(水美舞斗)は可愛いおじさん。

  • ジェリー×ホレス
  • ベイツ×ホレス
  • マッジ×ホレス

誰と芝居しててもちゃんと面白くしてくれる安心感が凄かった…!

ナイトキャップ・青タン・ステーキと面白どころをちゃんと笑わせてくれる気持ちよさあります。

砂山

ジェリーの代わりに踏むタップ上手すぎ(笑)

マッジのおとくりちゃん(音くり寿)は2幕からの出演にもかかわらず、きっちり2幕以降の印象をかっさらっていく!

1幕でバイトしてるのもなんか可愛かったです。

砂山

ホレスとマッジの「それ以外はアイラブユー」のナンバー、めっちゃ好き~!

初演では愛月ひかるが強烈すぎる印象を残したアルベルト・べディーニには花組若手イケメンのほってぃ(帆純まひろ)。

こういう役はマジで比較されやすいからほってぃはプレッシャー凄かっただろうな…。

砂山

ほってぃのべディーニ、「めっちゃいい奴」やん…

靴下にデイルの顔プリントしてたり、なかなか気持ち悪い面もあるけど、根はいい奴なんだなって思いました。驚かせた相手にはめっちゃ謝ってくれるし。

だからこそ、最後にデイルを奪い返された後の「可哀想」感がマシマシでしたね…。

べディーニかわいそうw

砂山

ライブ配信ではソロナンバー中に地震があって、舞台とまるかと思ったけど、何事もなく乗り切って良かったね…!

まゆぽん(輝月ゆうま)演じるベイツも最高でした。

安心・信頼のまゆぽん。

大きい芝居してるわけじゃなく、強弱と間でしっかり芝居のテンポコントロールしてくれるからホントに見てて気持ちいいし、面白い!

れい・マイ・まゆぽんの95期でのお芝居も見ることができてなんか嬉しいですねぇ。

今回私がどうしても気になったのが、2幕登場するチャラウェイターの一人・ジュゼッペ。

太凰旬くん。

タオシュンタオシュンと名前は聞いたことがあったんだけど、

これがタオシュンか…!

イケてましたねぇ…!

ジュゼッペはビルダーなんかな…めっちゃ筋肉自慢してたし、ポージングもしてた…。

ハプニングを目撃…!

私が観劇した回で珍しいハプニングを目撃したので記念に残しておきましょう。

マッジのスイートルームにべディーニが乗り込んできてホレスと暴れ散らかす場面で、ホレスがべディーニの誤解を解く台詞が飛んじゃって、修復不能状態まで陥ってました。

ここまで明らかに「台詞飛んでんなw」って客席が分かってしまうハプニングって珍しいかなって思います。なんとかごまかして先に進めることが多いし。

今回は多分、舞台上にいた誰もがどの台詞が飛んだのか分からなくなってしまって、誰もフォローできない状態だった感じ…!

まさに地獄…!!!

2,3分止まったんじゃないかなぁ…。なんとかつなげようとかんばってたけど、どうにもならずw

ゴンドラ船長ベイツが出てきてくれてなんとか話が先に進んだ感じでした。

ゴンドラ船長の救世主感すごかった…!

出演者の皆さんはマジで焦っただろうなぁ…。

ハプニングに遭遇すると「この公演が一生に一回の観劇の方が可愛そう」とか「お金とってんだからクオリティ担保されたものを提供すべき!」みたいな考え方もあると思うし、それはそうだと思うけど、私はそれも含めて「舞台を観た思い出」になるといいなと思ってます^^

砂山

ファン目線的には、カーテンコールでしょんもりお詫びする3人、可愛かった…。

おわりに

今回は花組梅田芸術劇場メインホール公演『TOP HAT』の感想をまとめました。

劇場で観劇して、さらにライブ配信も鑑賞することができて良かった…!

『TOP HAT』って円盤は出るけど、スカステ放送やってるイメージないので。

宝塚歌劇のレパートリーの一つとして今後も上演する機会があるといいなぁ…。

いろんな世代の『TOP HAT』を今後も見てみたいなぁと思いました…。

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この記事を書いた人

砂山のアバター 砂山 宝塚歌劇愛してる

宝塚ファン歴研20になりました。

観劇の感想や生徒の魅力、宝塚ファン初心者さんがもっと知りたいことなどを、私の知ってる限り発信していきたい!

宝塚について一緒に語ってると楽しいなコイツ!ってところを目指しています…!

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