皆さま、ご機嫌いかがですか?砂山(@sunayama373)です。
今回は星組大劇場公演『ロミオとジュリエットB日程』をライブ配信で鑑賞しましたので、感想をまとめていきたいと思います!
ちなみに劇場では観ることが叶わず、B日程・千秋楽共にライブで鑑賞する予定です。
スッキリとしたロミジュリ
第一印象としては、とてもスッキリしたロミジュリになったなと思いました。
これまでのロミジュリは「タカラヅカナイズされたきらびやかなロミオとジュリエット」という印象が少なからずありましたが、今回の星組バージョンは余計なものを削ぎ落とした、シンプルでとても身近に感じるロミオとジュリエットという感じ。
ロミオを含め、モンタギューのお衣装が少し現代風になっているからかな。良くも悪くも地味。ベンボーリオとマーキューシオのお衣装も差別化はほとんどなくなっていたので、パッと見の印象では赤(キャピュレット)がめちゃくちゃ強そうに見えました。
青(モンタギュー)はトレーナー生地と言うか、ちょっとソフトな印象で、赤は革っぽくてごつごつしていたので、余計にそう思ったのかも
こっとんのロミオとジュリエット
技術的なことはもはや語るまでもなく圧倒的な礼真琴と舞空瞳。
この二人が作り出すロミオとジュリエットは「草食系男子と肉食系女子」のようだなと感じました。
「肉食系女子」って言うとちょっと語弊があるか。グイグイくる系の女子ね。
これは最近少女漫画にハマっている砂山的には結構萌えましたね。
天国だっけか、二人とも目を閉じて手を重ねてグッと近づくところ、ジュリエットの方がググっとロミオに近づいていたり、笑顔で抱き付く前にタメがあったり、女の子の方がグイグイいってる感じがめちゃくちゃカワイイ構図になってました^^
乳母に逆ギレジュリエットも斬新で面白かった
ツイッタートレンドにも爪痕を残した「愛ちゃんの死」
世の中は福原愛さんの不倫騒動が話題に上がっている中で突如ツイッタートレンドに現れた「愛ちゃんの死」
愛月ひかるの作り上げた「死」は、もはや「ロミオとジュリエット」を見慣れているヅカオタたちにも「愛ちゃんの死が…」と呟かずにはいられないほど目も心も奪われる存在になったということではないでしょうか。
「死」に心を奪われそうになるということは、まさに「ロミオとジュリエット」の世界に生きているあの登場人物たちと客席やライブ配信を見ている観客が同じ世界線上に存在する瞬間があったからなんじゃないかなと思ったり。
舞台を鑑賞する客観的立場の観客を、舞台上の人々と同じ世界線に引き込む「死」の力強さをみたような気がする。
力強さは「死」の生命力からきてるんじゃないか…!?
今までいろんなタカラジェンヌが「死」を演じてきて、無機質だったり人外感があったりいろんなパターンがあったけど、愛月の作った「死」からは「死であることの生命力」みたいなものを感じたんですよ。伝わるかな、これ。
プロローグの愛と死の舞踊からでもはっきりわかる「愛への愛」とかね。
あ、「死」って「愛」のこと愛してるんだなって初めて思いました。
そして人の命を吸い込んでいくたびに増す「死」の生命力。
生命力が増すほどに官能的になってゆく愛月ひかる。
なるほど、人って、死に向かって生きてんねんな(悟り)
つか愛ちゃんの役の解釈とそれを観るものに納得させるための表現力半端なさすぎひん?
あ、あと「ロミオから心臓抜く」みたいな振りがあって、まこっちゃんとの息もピッタリでマジで素晴らしかったです(語彙力)。
瀬央ティボルトが見せた悲しみ
個人的にロミジュリのティボルトは狂気むき出しの緒月ティボルトが印象に残りすぎててティボルト自体のイメージが結構固定されつつあったんですが、今回の瀬央ティボルトを見て初めてティボルトの「愛と悲しみ」を感じることができたなって思いました。
めちゃめちゃジュリエットに一途で、モンタギューの連中よりもパリスの方がマジで敵だと思っているんだろうなと感じたり。
キャピュレットの跡継ぎとして大人たちに価値観を植え付けられていることも理解しながら止まることができない自分に対してももどかしさを感じていたり。
作品の中ではキレてる部分が多く描かれているだけで、本当はめちゃくちゃ優しい奴なんだろうなと。優しさゆえに叔母も抱く、的な。
あぁ時代が違えばロミオやベンボーリオ、マーキューシオとも友だちになれたんだろうなと思わせるティボルトだった。
デュエットダンスが圧巻すぎた
フィナーレもめちゃくちゃよかったです。
ロミオではゆるふわ草食系男子のまこっちゃんがフィナーレでバッチバチに決めてキレッキレに踊るの半端ないですね。
四肢が見えないもん、キレ過ぎて。
それに圧巻だったのがデュエットダンス。
しかもシンクロ率高すぎ。400%は軽く超えてたと思う。
あんなにキレてるのに揃うんだね…!
なんか「ロミオとジュリエット」って作品的に歌で物語る部分が多いし、トップ二人とも歌も上手いから忘れてたよね。
ダンスも超上手いんだった、この二人。
フィナーレはこれもよかった↓
娘役さんは有沙瞳さんですかね…。
おわりに。
今回は星組大劇場公演『ロミオとジュリエットB日程』ライブ配信の感想でした。
星組のチケットはなかなか手に入らないので(努力不足!)配信があるのは本当にありがたい!しかし公演期間中に配信があると、残りの日程でなんとか観劇できないかなと思ってしまいますね…!チケトレに張り付くしかないかな…!
千秋楽のライブ配信も楽しみにしております^^
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