凪七瑠海コンサート ロマンチック・ステージ『パッション・ダムールー愛の夢ー』 千秋楽ライブ配信の感想!

凪七瑠海コンサート ロマンチック・ステージ『パッション・ダムールー愛の夢ー』 千秋楽ライブ配信の感想!

2020年10月25日の凪七瑠海コンサート ロマンチック・ステージ『パッション・ダムールー愛の夢ー』 千秋楽ライブ配信を楽天TVで鑑賞しました。

[chat face=”sunayama05.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]最初っから最後までまさにロマンチックレビューの醍醐味をすべて詰め込んだようなショーでした…![/chat]

今回は凪七瑠海コンサート ロマンチック・ステージ『パッション・ダムールー愛の夢ー』 千秋楽ライブ配信を見た感想をまとめていきたいと思います!

目次

オープニングのオリジナルナンバーがかっこいい!

まずは今回の『パッション・ダムール』のポスターからどことなくスパニッシュの香りがしておりますが、幕開き一発目からスパニッシュの場面です。

[chat face=”sunayama04.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]めっちゃカッコいい…![/chat]

かちゃさん(凪七瑠海)はじめ雪組の男役・娘役さん総出で情熱的なスパニッシュ!

舞台上も赤と黒と白の世界で統一されててめっちゃ素敵でした。

主題歌は今回のために書き下ろされた新曲の様ですが、スパニッシュ感強くて最高。

「このショー、スパニッシュがテーマのショーだっけ?」と思って、作品概要をもう一度公式HPに確認しに行ったくらい。

[chat face=”sunayama09.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]情熱的に愛を歌い上げて踊る…まさに愛の夢でした。[/chat]

ロマンチックレビューの中から男役の美学を

今回の作品概要を引用してみます。

伸びやかなダンスと歌声で、数々の作品を彩ってきた専科の凪七瑠海が、雪組からの選抜メンバーを迎えてコンサートを開催。
宝塚の男役の美学を追求するレビュー作品を次々と生み出してきた演出家・岡田敬二の「ロマンチック・レビュー」シリーズの粋を集めた構成により、様々に変化する凪七瑠海の魅力を凝縮してお届けする夢のステージに、ぜひご期待ください。

宝塚歌劇公式HPより

ロマンチックレビューと言えば、結構夢々しい場面で構成されたレビューのイメージが強いですが、その中でも特に演出家の岡田敬二先生が「男役の美学」にこだわって作った場面を集めて再構成して作られたようです。

なので「どストレートなロマンチックな展開」と言うよりは「男役の姿」を見るようなショーだったという印象です。

[chat face=”sunayama04.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]それがめちゃカッコいいんですが…![/chat]

言われてみれば岡田先生の作るロマンチックレビューって、

  • 運命的なロマンス
  • 男役の美学を追及
  • 団体のエネルギー

に分けられるのかなぁって思いました。

その中でも男役の美学を追及した場面はファンの中でも熱狂的に人気があります。

どの場面も見たことある!聞いたことある!という場面ばかり。

その場面を、学年が上がってもさらに男役の追及をし続けているかちゃさんはじめ雪組の若手メンバーが再現するって、見る側にも演る側にもとっても価値の高いものだなと感じました。

一見「今の時代に合わない」と感じてしまいがちな昭和から平成初期に上演されたショーの場面でも、宝塚歌劇が作り上げてきた「男役の美学」には変わりはない。

それを今の時代に観ることができる観客側としては、106年続いてきた劇団の蓄積してきた「芸」を味わえる醍醐味だと思うし、演じる側にとっては「伝統のノウハウ」を受け継いでいく機会なのでしょう。

[chat face=”sunayama09.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]そうやってまた時代が流れて、宝塚の芸の幅をずっと広げ続けていくのだなぁ…。[/chat]

岡田敬二先生のロマンチックレビューのこだわりや、作品作りに対する考え方などはこちらの書籍でめちゃめちゃ詳しく紹介されています。

岡田先生の作られたショーの遍歴なども知ることができ、いわゆる「ロマンチックレビュー」とは何か?がこの一冊でわかるようになりますよ!

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美学の凝縮

パッション・ダムール』では、岡田先生の過去のロマンチックレビュー作品からいろんな場面をチョイスして再構成しているので、一見ひと場面ひと場面バラバラな印象があります。

しかし「男役の美学」というジャンルで統一されているので支離滅裂な作品にはなっていない印象でした。

逆に、かちゃさんが「8変化」していると仰るように

  • スパニッシュ
  • 黒燕尾
  • スーツ
  • 軍服
  • 白燕尾
  • とにかくキラキラしたお衣装

などなど、それぞれの衣装や場面、シチュエーションでの「男役の美学」を堪能できるので、言葉を選ばずに言うと、

お得!

MCやコントなしのコンサート

最近宝塚で開催されるコンサートと言えば、MCの時間を長めにとったり、作品のパロディやコントの時間があったりと、それはそれですごく楽しめる要素を入れてくる演出が多い印象がありますが、今回は本編ぶっ続け。

ロマンチックレビューの世界観を楽しむにはぶっ続けで良かったなって思います。

[chat face=”sunayama09.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]ロマンチックレビューの世界にずっと浸っていられる~[/chat]

もちろん大爆笑コントを挟んでくるのも宝塚の面白いところではあるんですけど、今回の様に一定の世界観のある作品ではMCはない方がいいんだなと思いましたね。

逆にMCやコントが入っていたら作品ぶち壊してしまいかねませんよね^^;

ご挨拶の凪七瑠海が可愛すぎた…!

千秋楽のご挨拶なのに「本日はパッション・ダムールの初日をご観劇くださり…」って言っちゃうかちゃさん可愛すぎました…。

上級生のこういうお茶目なところが見えるとホント親近感上がっていいですね。かわいい。

[chat face=”sunayama06.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]周りで喜ぶ雪組生の様子からも、このカンパニーの雰囲気の良さが伝わってきてほっこりしました。[/chat]

今回注目していたのは・・・

さて、私が今回注目していたのは最下級生の紀城ゆりや君です。

そう、宙組の愛海ひかる君の妹ちゃんですね。

あられちゃん(愛海)はこのほど娘役に転向しましたが、妹ののりかちゃん(紀城)は男役さん。

[jin_icon_arrowcircle color=”#e9546b” size=”18px”] 宙組 愛海ひかる 娘役転向について

まだ現時点で研2なので、大劇場公演などで見つけるのは難しく、今回の作品なら出演者も少ないし、男役全員で出る場面も多いだろうからわかるだろうと期待してみておりました。

[chat face=”sunayama07.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]笑顔があられちゃんそっくりやないか…!!![/chat]

いや、姉妹だとここまで似るのかと驚きました…。

姉妹ジェンヌ、いいですね。

姉が娘役、妹が男役ってものなんかいいよね。

これからも注目していきたいです^^

おわりに

今回は凪七瑠海コンサート ロマンチック・ステージ『パッション・ダムールー愛の夢ー』 千秋楽ライブ配信を見た感想をまとめました。

かちゃさんは宙組時代によく見ていたスターさんでしたが、組替えから専科を経験されてますます男役魂がパワーアップしている様に感じました。

お芝居に特化していく専科さんも多い中、男役としての芸をひたすら追及していく方がいるって宝塚歌劇にとってすごく貴重な存在になるんだと思います。

雪組子の真ん中に立っても全く色が混じらずに「男役・凪七瑠海」としてのパワーをめっちゃ感じました。

また本公演でもいろんな組でそのパワーを見てみたい…!!!

[chat face=”sunayama09.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]今の宙組でも見てみたいなぁ。[/chat]

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この記事を書いた人

砂山のアバター 砂山 宝塚歌劇愛してる

宝塚ファン歴研20になりました。

観劇の感想や生徒の魅力、宝塚ファン初心者さんがもっと知りたいことなどを、私の知ってる限り発信していきたい!

宝塚について一緒に語ってると楽しいなコイツ!ってところを目指しています…!

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