皆さま、ご機嫌いかがですか?砂山(@sunayama373)です。
今回は星組宝塚大劇場公演『モアー・ダンディズム!』を観劇しましたので、感想をまとめていきたいと思います。
ロマンチック•レビュー『ダンディズム!』『ネオ•ダンディズム!』の続編となる本公演。
初演•再演とも、一本まるっと見たことがない状態での観劇となりました。
スカイステージで予習していこうと思ったのですが、見るタイミングを逃してしまいました。
しかし名場面は断片的にどこかで再演されているので、初めて見るはずなのに、初めて見るわけではないショーみたいな感覚での観劇となりました。
星組観てました。
— 砂山🎩ヅカライフブログ (@sunayama373) October 26, 2021
ダンディズム、観たことないはずなのに観た事ある感じがすごい
今から書く感想には「それ、初演の時からそうだから…」「再演で話題になったよね」という話もあるかも知れませんが、悪しからず^^;
ロマンチック・レビューが好きになってきた
子供の頃はロマンチック・レビューが苦手でした。
というか見始めた時はお芝居の方に興味が向くことが多く、ショーの楽しみ方がわかってなかったんですよね。
その中でもロマンチック・レビューは夢夢しすぎてキラキラしすぎてて受け入れられなかったんですよ。
あと「素敵」なものを「素敵」と言えない子供だったというのもあります(厨二)
子供の頃はとんがってたんです
でも30代を超えた位から、ロマンチック・レビューの世界観を素直に「素敵」と思えるようになってきたんですよね。素敵すぎてため息が出るってことも初めて体感しました。
若手・中堅演出家の個性的なショーや奇抜でぶっ飛んでいるやつも好きだけど、「宝塚らしい」「品のある」レビューもずっと見続けたい作品カテゴリーだなと改めて感じました^^
オープニングでテンション爆上がり
オープニングは『ダンディズム!』のオープニングのリバイバルになるのかな?
本編は見たことがなかったのですが、大階段をカラフルなスーツで男役・娘役が列になって降りてくるのはどこかで見たことがあって、大劇場で生の迫力を感じることができて感動しました…!
「ザ・ダンディ~ ザ・ダンディ~」の歌もめっちゃ聞き覚えがありました…!
多分TCAスペシャルやタカラヅカスペシャルなどで聞いたことがあったのだろうなと思います。
真矢みきさんが歌っている初演バージョンの映像をどこかで見ていたというのもありそう、覚えてないけど^^;
男役さんのスーツはもちろんカッコイイですし、娘役さんのジャケットにスカートって言うのもカッコいいですよね…!
謝先生の振り付け場面はやはりかっこいい
ロマンチック・レビューの中で謝珠栄先生の振り付けの場面って、他の場面とは少し異化されている感じがあって好きです。
今回は手紙?を届けるために荒れ狂う世界を駆け抜けていく人々を描いたような場面がありました。
(↑私のイメージで書いています)
第2章の「ミッション」の場面が、ストーリー性という意味では特に挙げられますね。ここでは兵士に扮した礼真琴が、あるミッション(使命)を持って戦地に赴きます。舞空瞳扮する恋人への想いなど、謝珠栄先生振付のダンスでストーリーをお見せします。
宝塚歌劇公式HP-演出家 岡田敬二が語る より引用
謝先生特有の力強い振り付けと民族の団結感的勢いが星組トップコンビ率いるダンサーの熱量をさらに増大させている感じで、とってもスピーディーでパワフル、ドラマチックな場面でした。
まこっちゃんが撃たれてしまったときに周りのみんなが息を飲み、今までガガガ―っと動いていた空気が一瞬で止まり息遣いだけが残る感じに鳥肌立ちました…。
愛ちゃんの姿に感動して泣く
愛ちゃん(愛月ひかる)が薄紫のコートを着て登場しただけでちょっと泣いてたんだけど、曲も宙組から星組に来て去り行く愛月ひかるにとてもマッチしていてずっと泣いてました。
この曲、『ラ・ノスタルジー』で使われた曲だそうですが、なんでこんなに合うのかな。。。
また白い軍服に紫のタスキ?をかけた愛ちゃん中心の場面もあり、ずっと「やりたい役」として『うたかたの恋』のルドルフをあげていた愛ちゃんの、ルドルフ感あふれるワンシーンを見ることができて感動でした。
トップスターのデュエットダンスに2番手が歌うという構図はよく見る感じですが、デュエットダンス後トップコンビが客席にご挨拶する場に2番手が一緒にいる図を見たのは初めてだったかも。
(もしかしたら過去の作品でもあったかもしれないけど、私が観たのは初めてかな…?)
あのトップコンビにしか見れない景色を最後に愛ちゃんが見ることができたんだなぁと思うと、ちょっと胸が熱くなります。粋なことするぜ。。。
劇団や演出家の愛月ひかるへの愛を感じました…。
生キャリオカ・生ハード・ボイルド
「キャリオカ」の場面はあまりに有名な場面かと思いますが、生で観たのはもちろん初めて。
「キャリオカ」を通してみたのは確かベルリン公演の生中継だったかな。『サンライズ・タカラヅカ』
名場面と言われるだけあり、印象に残っていたので、今回生で観ることができて感動しました。
ハード・ボイルドは初演の映像を断片的に見たときに、紫吹淳さん・匠ひびきさんが白黒ストライプのスーツで組み、照明はサスだけが降りてダンサーの動きだけに集中するような始まり方がめっちゃ神がかってんな…!と思っていたので、場面が始まったときは
キタ――(゚∀゚)――!!
となりました。
ロマンチック・レビューは作品数が多いので、いろんな作品で別の作品のワンシーンをリバイバルすることも多く「いい加減過去作品をつなぎ合わせて作品作るのやめて」みたいな意見もよく聞くし、理解もできます。
でも実際に生で観たことなかったけど、今回初めて見ることができた…!って感動することもあるから、作品の趣旨とか出演するスターにピッタリだなって時は全然リバイバルしてくれてもいいけどな!というのが私が感じているところですね^^
『ラ・パッション!』の銀橋とかせおっち(瀬央ゆりあ)にめちゃくちゃ合ってた^^
おわりに
今回は星組宝塚大劇場公演『モアー•ダンディズム』の感想をまとめました。
「宝塚らしさ」というのはもしかしたら時代が変わっていくにつれて少しずつ変化しているのかもしれないけど、私が初めて宝塚を観た時代からの「宝塚らしさ」の大部分がロマンチック・レビューが占めているんだなと感じるんですよね。
だから個性的な新作ショーも見たいけど、これからも定期的にロマンチック・レビューを楽しめたらいいなと思います^^
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