皆さま、ご機嫌いかがですか?砂山(@sunayama373)です。
[chat face=”sunayama04.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]宝塚ファン待望の花男![/chat]
ってことで、今回は花組赤坂ACTシアター公演「花より男子」のライブビューイングの感想をまとめていきたいと思います^^
漫画「花より男子」は原作超世代なんですけど通ってない(読んでない)んでぶっちゃけどう感じるかわかりませんでしたが、結論から言うと、突っ込みどころ多かったけど結構楽しめました!
花組「花より男子」全体の感想!
まず原作を知らないし、原作がどれくらいのエピソードで構成されてるのか知らないんだけど、
[chat face=”sunayama07.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]舞台化にあたり、どのエピソードもカットできなかったんだろうな…!お話しモリモリでした![/chat]
エピソードがめちゃめちゃ多い構成
それでも原作は全37巻もある大作なので、結構な数のエピソードはカットしたんだと思います。
美作あきらとか西門総二郎に関するエピソードはほとんどありませんでしたからね。
道明寺司・花沢類・牧野つくしのエピソードを拾って物語を構成したんだと思いますが、それにしてもエピソードが多かった!
故にアンサンブルが場面の説明を歌とダンスでしてから芝居に入るというパターンが出来ていて少しワンパターンだなと感じてしまいましたね。
あと場面の転換がシュミレーションゲームみたいだった^^;
「別荘へ行くぞ!」といって暗転してから、明転したら別荘地でアンサンブルのナンバー。
[chat face=”sunayama09.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]このパターン(笑)[/chat]
やっぱり野口先生はショー作家だ
演出は野口幸作先生でしたが、野口先生はショー作家向きなのかなと感じましたね。
[chat face=”sunayama06.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]実際大劇場ではショー作品メインだしね。[/chat]
ショーなら場面が次々展開していってスピード感のある作品作りになっているような気がしますが、芝居だと少し物足りない感じでした。芝居で見せてほしい。
それでも退屈することなく、話も混乱することなく見れたので結構楽しめました^^
花男・幕開きの少女漫画王道演出!
幕開きは漫画の原画が舞台に映し出されて、絵のパネルが飛ぶと出演者が現れるという少女漫画を宝塚でやるときの王道演出。
[chat face=”sunayama05.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]「ベルサイユのばら」なども同じ手法ですね。[/chat]
やっぱり漫画から出てきたような感を出すにはこの手法が未だに一番効果的ということでしょうか…!
花男の主題歌はめちゃめちゃキャッチー!
主題歌がとてもキャッチーで覚えやすくて良かったです。
サビのメロディがリフレインで構成されているからかな、とても耳に残るし歌詞もわかりやすいので観劇後もずっと頭の中で流れています。
[chat face=”sunayama06.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]キャッチーな主題歌作りができるところとかも、野口先生がショー作家向きだなと思う要因の一つですね。[/chat]
花より男子宝塚版キャスト別感想!
では、「花より男子」の主要キャストF4やヒロイン、その他の気になったキャスト別の感想を書いていきます^^
道明寺司:柚香光|道明寺そのもの!
先行画像が出た時から、いわゆる「道明寺司」のビジュアルが出来上がっていた柚香光。
かっこいいけど残念なところもある、憎めない男・道明寺を楽しそうに演じておられました。
[chat face=”sunayama09.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]横浜アリーナに特別出演したときのテンションはこの役を引きずっていたのかなと思うくらいのハッチャケぶり![/chat]
久しぶりに柚香光の舞台を見たような気がしますが、歌がかなり上手くなっていたと感じました!本人比ですけど。
歌唱の雰囲気が元花組トップの真飛聖さんを彷彿とさせるような感じで、一抹の懐かしさがありました。
一つ気になったのは、道明寺がつくしを好きになるタイミングが全然わからなかったこと。
原作がどうなってんのか知らないけど、英徳学園を上げて牧野つくしをいじめていたところから急に「あの瞳が気になる」的な歌が始まったから何事かと思ってしまいましたよ…。
これは光ちゃんの役作りどうのこうのの問題以前に作品の構成の問題もあるのかなと思うけど。
[chat face=”sunayama10.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]これは気持ちをつなげるの大変だっただろうなぁ。[/chat]
ともあれ、今後柚香光の代表作と言われることになる役になったんじゃないかなと感じます!
花沢類:聖乃あすか|歌の表現力が素晴らしい!
不勉強ながら聖乃あすかさんを初めて認識して、拝見させていただきました。
[chat face=”sunayama06.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]いや、華あるねこの人。[/chat]
花沢類という役自体も結構華のある役だと思いますが、花沢類の華にピッタリのオーラを纏っていました。
つくしの心が揺れ動いてしまう花沢類の優しさがしっかりセリフや立ち居振舞いに表現されていて、芝居にも安定感を感じました。
宝塚に入る前はモデルのお仕事されていたんだそうですね~。そりゃ華あるわ!
あと、歌が素晴らしい!
[chat face=”sunayama04.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]藤堂静を想って歌うナンバーがとても良かった![/chat]
表現力が素晴らしく、静とのエピソードの不十分さを埋めるくらいの力をナンバーに与えていると感じました。
花沢類は表情のあまり出ない役だったので、次回花組を観るときはまた全然違った印象に感じるんだろうなぁ…!楽しみです!
美作あきら:優波慧|見せ場がほしかったね!
ゆーなみさんも実はあまり知らなくて、舞台上で認識して観るのは初めてレベル。
派手さはないけど、安定したスターさんなのかなと言ったところですね。
美作あきら自体にそこまで見せ場はないので、ゆーなみさんのココが良かった!と見つけるのはなかなか難しいところがあります^^;
新公主演も経験されていて路線として押し出されているなら、もう少し華がほしいところ…!
マダムキラーという設定のようですが、舞台上にマダムの登場はなく役の雰囲気だけでマダムキラー感出すのはちょっと厳しかったですね。
[chat face=”sunayama07.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]最後にはつくしの同級生である三条桜子を気に入ってるし…!マダムキラーじゃないのかよ…![/chat]
美作エピソードが少しでもあれば、役としてもスターとしても見せ所があったかもしれないですね。
西門総二郎:希波 らいと|大抜擢の103期
希波らいと君に関してはお名前さえ初めて見ましたレベル…!すみません!
2019年現在研4ということで、新人公演でもまだあまり大きな役はついておらず、「花より男子」公演が大抜擢だったようですね…!
[chat face=”sunayama09.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]その割には他のF4の3人としっかりお芝居できていて大したもんだなぁと。(何目線)[/chat]
ちょっと歌は上ずっていたり不安定なところもあったけど、長身でお顔が小さくスタイルもいいので見た目はめちゃめちゃかっこいいです。
今後の新人公演の主演候補にも入っているんじゃないでしょうか!?
楽しみです^^
牧野つくし:城妃 美伶|感情移入しやすいヒロイン像
超庶民顔で安心する!
ごめん、そういうメイクしてるんだよね、わかってる、わかってるで…。でもめっちゃ庶民顔で安心する!(2回目)
「花より男子」の人気はきっと読者がこの牧野つくしに感情移入して、F4の間で心揺れるところに胸がキュンとするところがあるんだと思います。
そして我々日本人女性は意志のある強い女の子って憧れでもあるし、少しは自分にもそういう素質があればいいなと思っているところがあると思うんです。
そんな存在の牧野つくしを演じる娘役さんが超絶キラキラしたかわいさ100点満点の娘役さんだったら、多分感情移入できないと思うんですよ。
[chat face=”sunayama08.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]ただし、美女に限る…か。[/chat]
そう思ってしまう。
しかし!城妃美伶演じる牧野つくしはそうならなかった!
なぜなら、超庶民顔で安心するから!(3回目)
「花より男子」においては、F4がいくらカッコよくても牧野つくしに感情移入できないと観客的にはもやもやしちゃいますから、その点ではかなり良かったのではないかなと思います…!
お歌も上手ですね!F4とのバトルの歌も切ない歌もしっかり聞かせることができて、テクニックもかなりレベルの高い方なのだと感じました!
その他の気になるキャストと印象に残った場面覚書!
●花組を見ると毎回冴月瑠那のカッコよさに目を奪われる…!
●三条桜子(音くり寿)の歌がうますぎてビビった!愛原実花に似てるね?
●藤堂静(華雅りりか)のイイ女っぷりがハンパない!
●いちいちいい声のビッグ!(羽立光来)
●つくしの弟(青騎司)がまじ男の子だった…!
●「クロロホルムで気を失う」的な描写をひっさしぶりにみた!!!
確かに「花より男子」連載当時はサスペンスドラマなどでよく使われていた表現だけど、最近めっきり見なくなったよね。
何故テレビで見られなくなったのかを少し調べてみました。
どうやら、クロロホルムを含ませたハンカチなどを嗅がせても一瞬で気を失うなんてことはあり得ないそうで、クロロホルムを含んだハンカチを口にあてて5分くらい深呼吸しないと気絶しないのだそう。
[chat face=”sunayama07.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]しかも気絶するどころか腎不全を起こして死亡する可能性もあるとか。[/chat]
そのことがテレビ番組で紹介されてから、その局製作のドラマなどではこの表現が使われなくなり、その後他局にも広がっていったんだって!
どうりで久しぶりに見ると思った。舞台の世界にはこの話はまだ来ていないのかな?それか原作に忠実にやったか?
まとめ
今回は花組赤坂ACTシアター公演「花より男子」のライブビューイングの感想をまとめてみました。
正直作品の構成的には怪しいところも多々ありましたが、ビジュアルは完璧だし柚香光はじめF4はかっこいいし、牧野つくしに感情移入しやすいし、突っ込みどころは満載でしたが嫌な気分になるでもなく、十分楽しめました^^
宝塚ファンでもチケット入手困難だった本公演ですが、初めて宝塚歌劇観た!って方が一人でも次回公演も観たいと思ってくれていたらいいですね~。
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