雪組大劇場公演『凱旋門』観劇記

凱旋門感想

皆様、ご機嫌いかがですか?砂山です。

今回は雪組大劇場公演『凱旋門』の観劇直後の(私の)熱気あふれる様子をお伝えします。

因みに観劇したのは、2018年6月30日11時公演。

最初で最後の観劇となりそうです。

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たそがれのパリから号泣

『凱旋門』に関してはかなりの初演厨の私。

演出の変更はあるだろうなと思っていましたが、幕開きの演出がガラッと変わっていましたね。

文句はないんです、NEW凱旋門ですから、時代に合わせて演出は変わってしかるべきと思います。

ラヴィックが出てきて、「たそがれのパリ」のナンバーへ。

ここでまず、号泣。

たそがれのパリは初演でもオープニングにラヴィックが歌うのですが、ずっとビデオで見ていた作品が実際に目の前で上映されていることに感動して泣いてしまった・・・!

盆が回って物語の主要な登場人物やコロスたちがパリの街で生きていることがナンバー中に表現されているんだけど、マイクのボリュームがトップも理事も一定で、ライトも目立つスターライトを使わずにラヴィック、ボリス、ジョアンをピックアップしていて、スターだとかじゃなくて、物語の一登場人物として描かれていてよかった。
そしてあのパリで懸命に生きている人たちが幕開きに一気に出てくることで、ぐっと物語に引き込まれる感じがするよね。

伝説的な初演

初演時まだ子供でしたが、BSで放送された録画を見すぎていたので、演出が変わっているところ以外はどの場面が来ても号泣でした。

「たそがれのパリ」はもちろん、ジョアンが言う「あの凱旋門が証人ね」でも泣いた…!多分これはラストを知っているから。

飲もう!も号泣。これは多分生で見れてる感動で。

いのち」のナンバー前に鳩が飛んでも号泣。

「いのち」はナンバー中ずっと泣いてたな。

歌詞のパワーがすごい。生への執着とか葛藤とか想いとかがダイレクトにくる。

初演当時まさに厨二病だった私が「生きるってなんなの!?」と考えるきっかけになったナンバー。

あんな歌詞が書けるミュージカル作家になりたいと思っていたんだよなぁ。。。

だいもんは初演めっちゃ好きやんな?

だいもんのボリス、めっちゃ良かったんだけど、かなりタータンに寄せてるよな。

いや、わかるで!わかるでだいもん!研究しているうちにタータンの喋り方移っちまったんだな!知らんけど!

初演のボリスは素晴らしいし、しかも当時の轟悠と香寿たつきのバランスが絶妙だったもんな。。。

だいもんのボリスは完璧だったな。ボリスって役の特性上、ラヴィックに対して壮大な包容力を要す役だと思うんだけど、だいもんすごい包容力だったな。。。理事との学年差を考慮してもすげえと言わざるを得ないな。

理事の声は大丈夫なのか

個人的には双頭の鷲ぶりの理事。
理事も立場上出演する作品は主演になるけど、声大丈夫か?
双頭の鷲の時も思ったけど、結構不安定さを感じた。さすがにカマしたり音外したりってことはないけど、かすれたりは結構ありましたね。セリフもね。

宝塚歌劇で主演を張る以上ミュージカルナンバーも多いし、喉酷使するよな。。。

しかも今回の作品はガチで現役トップ時代の作品。表現力とは深まってるといっても、身体のパフォーマンスを当時のまま再現するのはなかなか難しいよな…。

しかしラヴィックは轟悠でないとできない役ではあると思いますが。

真彩希帆ちゃん大健闘

なかなかのクズ女であるジョアンをトップ娘役が演じる事自体に、初演当時も賛否両論あったような気もするけど、真彩希帆ちゃんはよくやったと思います。とってもめんどくさい女をしっかり作り上げた!

女性の観客の殆どが共感できないヒロインを作り上げるのはなかなか大変だろうけど、最期のシーンはしっかり客席の涙を誘っていたもんな。すごいや。

オテルアンテルナショナール

オテルアンテルナショナールの住人は、凱旋門の登場人物たちの中でも生きることに対して不安や絶望を抱えながら「明日を信じて」懸命に生きてるから魅力的だなと思う。

死の鳥マルクス・マイヤーはまじでセコい奴だけど、煌羽レオくんはめちゃくちゃかっこよかったな!

シビさんポジションに美穂圭子さん、なるほどな。しっくり来た。

注目のヴィーゼンホーフですが、びっくりするくらいイケメンでした。

いや、勉強不足で申し訳ない、縣千くん、イケメンですね。

しかしあれだ、ゴールドベルクさんが自殺するまで、ルートとヴィーゼンホーフは密かに逢い引きとかしてるけど、ピックアップがないから急にみえるなぁ。

初演であった「ヴィーゼンホーフ!」「奥さん!」のあのピックアップをなぜカットしたのかは謎だな。

今回のじゃ組ファンしか二人の関係性はわからないと思いますよ。

しかし客席がさわがしかった

今日は開演中に、携帯バイブはなるわ、前のめり客多発するわ、途中の入退場は多いわで、なかなか集中力を保つのが大変でした。

雪組はご新規が多いのかな?知らんけど。

おわりに

いやしかし、凱旋門を観劇することができてまじで良かったです…!

こんなに感動するとは思わなかった。

やっぱり子供の頃に心奪われていたものって、大人になっても響くんだなぁ

あ、それ、宝塚自体がそうじゃん。

とにかく観れてよかったです。

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この記事を書いた人

砂山のアバター 砂山 宝塚歌劇愛してる

宝塚ファン歴研20になりました。

観劇の感想や生徒の魅力、宝塚ファン初心者さんがもっと知りたいことなどを、私の知ってる限り発信していきたい!

宝塚について一緒に語ってると楽しいなコイツ!ってところを目指しています…!

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