皆さま、ご機嫌いかがですか?砂山(@sunayama373)です。
今回は月組宝塚大劇場公演『Dream Chaser』の感想をまとめていきたいと思います。
オーソドックスな宝塚のショーの中で、まさに夢を追いかけ続けるタカラジェンヌたちの時の流れを感じるような作品でした…!
ついにフルメンバーでの大劇場公演!
コロナの影響でしばらくは出演者の人数も制限され、下級生がA班B班に分かれてダブルキャスト状態での公演でしたが、今作からついに組子全員が出演できるようになりましたね^^
舞台にいる人数が多い!
特にラインダンスや黒燕尾、パレードでタカラジェンヌが舞台上に一堂に会する場面は圧巻でした…!
いや、コロナ前までは普通だったんですよね、この人数が。
コロナ禍での公演再開してから実際に劇場行ったりライブ配信でリアルタイムの舞台を見る機会が多くなっていたので、人数が減っている状態の舞台を見慣れてしまっていたんだなと感じました。
やっぱりパレードにみんないるとすごい迫力だなぁ…!
珠城りょう・美園さくらから月城かなと・海乃美月へ
作品中、ちょいちょい月城かなと・海乃美月が組んで踊る振り付けがピックアップされていました。
ほんとにさりげなくだったので、宝塚とか人事とか全然知らない人でも何の違和感もなかったと思います。
トップのサヨナラ公演で「現トップスターが次期トップスターに託す」的な演出がつけられることはよくよくあるし、今作にももちろんあったんだけど、次期トップコンビがそろってピックアップされるのってあんまり見たことなかったなって思いましたね。あったかな?
(PHOENIX宝塚!!で次期トップコンビがそろってエトワールってのはあったな…!)
個人的には、別箱ヒロイン経験が多く大劇場でも芝居の要も務めることができるけど、ちょっと学年上がってきたなぁこれからどうなるかなぁと思っていた海ちゃん(海乃美月)が次のトップ娘役になるのはとっても嬉しいので、れいこちゃん(月城かなと)と大劇場で組んで踊っているのを見て、新体制への期待もさらに膨らみました。
娘役の場面が多い…!
『Dream Chaser』は娘役さんが活躍できる場面がすごく多かったなと言う印象が残っています。
スパニッシュの場面などちなつさん(鳳月杏)とありちゃん(暁千星)でさくちゃん(美園さくら)を取り合う場面ですが、バックが全員娘役さん。
スパニッシュって結構男役さんのかっこよさバンバンに押し出して場面づくりするようなイメージがあったんですが、娘役さんの荒れ狂うスカートさばきの中、情熱的な物語が進んでいくのもなかなか見応えがあって面白かったです。
ありちゃんのお衣装が16年宙組の『バレンシアの熱い花』でロドリーゴでめちゃ懐かしかったです…。遠くまで観に行ったなぁ。
そういえば『バレンシア~』も演出は中村先生でしたね。
中村先生×K-POP
中村先生がショー中にK-POPをぶち込んでくるの、定番になってきましたね^^
好きです
しかし昨今はBTSが世界中で大ヒットしている中で一昔前のK-POP楽曲を選曲するあたり、何かこだわりがあるのかなと思わずにはいられないですね。
K-POPにはあまり詳しくないですが、2PMやINFINITEの曲はメロディアスで宝塚にはよく合うなぁと思います^^
風間柚乃、銀橋ソロ初めてなの?
100期の風間君の銀橋ソロが圧倒的すぎた…!
え、初めての銀橋ソロなんですか?絶対ウソ!!!
アノ風格は一体何なのか…!
『シトラスの風』のマギーさん(星条海斗)を彷彿とさせるパフォーマンス。
はじめての銀橋ソロで「男役の集大成」を思い出させるって、どうなってんの風間柚乃!!!
「ふたり」を見せるデュエットダンス
デュエットダンスがめっちゃよかったのですよ…。
めっちゃゆっくりだったし、特に派手な振り付けとかない「普通のデュエットダンス」だったんですけど、それがめちゃくちゃよかった。
高度な振り付け・技術で魅せるダンスももちろん好きなんだけど、
デュエットダンスは愛し合っていてほしい
と言うのが砂山的見解です。
手の取り方とか、相手役への視線とかから「愛」が感じられるとめっちゃ幸せになれるんですよね。
たまちゃんもさくちゃんもどちらかと言うと体全体で感情を表現するタイプではないと思うんだけど、お互いの空気感を大切にしてながらとっても丁寧に踊っている感じがSUTEKI…!
愛し合ってるなぁ…!!!
珠城りょうが帰らない
デュエットダンスの後って、大体銀橋で暗転して、ピンスポあたってお辞儀して、トップコンビが下手にはけて、パレード始まるじゃないですか。
いつもはける姿を見ながら「あ~~~終わってしまう~~~」って思ってたんですよ。
今回もいつも通りお辞儀して、さくちゃんが早足に下手へ、たまちゃんも続いて下手へ行き…
「あ~~~終わってしまああああああ?????」
たまちゃん、帰らないじゃん!!!????
そしたら本舞台に番手スターと上級生が来てて、もうひと場面。
これはめっちゃうれしかったですね。
もしかしたらエトワールがさくちゃんだから、場つなぎ的に構成された場面なのかもしれないけど、「終わると思ってたけどまだあった!」ってめちゃくちゃ嬉しい。
中村一徳先生の「黒燕尾の後の中詰め」も嬉しい。
おわりに
今回は月組宝塚大劇場公演『Dream Chaser』の感想をまとめました。
中村暁先生はもうかなりベテランの先生だし、最近の作品では大体構成が定番化してきつつあるなと感じる部分も正直あります。
けど、その中でも今までしてなかったことを取り入れたり、発想を転換させて場面づくりされるのを感じました。
「宝塚らしいショー」のこれからもめちゃ楽しみです。
初めて宝塚を観る方にもおすすめのショーでした。
あ、あとショーの話じゃないけど、パンフレットの「珠城りょうSpecial portrait」の最後、後ろ向きの写真のかっこよさが半端ないです。ぜひ見てほしい。
コメント
コメント一覧 (4件)
エトワールの場つなぎにデュエダン後の場面が構成されたって、あなた本当に20年観劇してます?
センスなさすぎます。
芝居も正行は弁内侍を内侍様とは呼んでいても内侍さんとは呼んでいません。
せめてプログラム、歌劇、グラフ、公式HP、ルサンクを読んでから書きましょうよ。
デマの流布は許されませんので訂正お願いしますね。
コメントありがとうございます。
書き方が悪かったですね、失礼しました。あの場面をただの場つなぎとは思ってませんよ、もちろん^^;素晴らしい構成でした。
センスない文章ですみません。
芝居についてもご指摘ありがとうございます。
脚本的にはさん呼びではなかったんですね〜。とても親近感が湧いたので、そう感想としてまとめさせていただきました。ルサンク買わないとですね!
月組・神7との場面を群舞の直後にしなかったのは、私もさくらちゃんエトワールのためかな?と思っていました
実際はどうなんでしょうね
なこさん、コメントありがとうございます^^
いろいろな要因が絡み合って構成されていると思うので、実際のところは中の方たちのみぞ知るですね^^
どちらにせよ、退団者や組の功労者、こちらからも組を背負っていく方々の想いが乗った素晴らしい場面でした!
(この感想の部分を本文に書けばよかったですね^^;)