宝塚月組ってどんな組なの?
日本を代表する女性だけで構成される劇団・宝塚歌劇団は、花組・月組・雪組・星組・宙組 の 5 組で構成されています。
その中でも月組がどんな組なのか気になっている初心者ファンの方に向けて、今回は、月組のトップスターや歴代トップの活躍から組のイメージをまとめてみたいと思います!
宝塚歌劇団月組ってどんな組?
月組は宝塚歌劇団の中では第二番目の組です。
1921 年 10 月 15 日に公演数と生徒数の増加に伴い花組と2つに分かれて誕生しました。
組の名前の由来は白居易の詩に登場する自然の美しい景物を指す語である「雪月花」から来ています。
月組は演技力のあるスターを多く輩出していることが特徴で、「芝居の月組」とよく言われます。
現在ドラマや映画、舞台などで活躍されている元タカラジェンヌの大地真央さん、涼風真世さん、天海祐希さん、瀬奈じゅんさん、霧矢大夢さんなどの面々は皆さん月組の元トップスターなんですね。
宝塚歌劇団月組のトップスター珠城りょうさんはどんな人?
現在の月組トップスターは94期生の珠城りょうさん。172 ㎝の高身長に甘いマスクが魅力のタカラジェンヌです。
就任してから約 2 年間は月組で 愛希れいかさんをトップ娘役として迎えましたが、2018 年 11 月に99期生の美園さくらさんを相手役として迎え、新生月組としてスタートを切りました。
珠城りょうさんの魅力がわかる作品は沢山ありますが、珠城りょうさんと言えばその高身長からスーツがとっても似合います。
「カンパニー」の青柳誠二役はその誠実で優しく、宝塚では珍しい等身大のサラリーマン像に「青柳さんのお嫁さんになりたい!」とファンを虜にしました。
印象深かった役は珠城りょうさんがトップ就任前に龍真咲さん主演「PUCK」で演じたボビー役です。
初演「PUCK」では研 6 にして2 番手を務めた天海祐希さんが演じたボビーを、これまた出世の早い珠城さんが演じるということで話題になりました。
普段は落ち着いた印象の珠城さんですが、やんちゃなロックスター・ボビーのハチャメチャなステージングにギャップがあり、それもまた魅力でした。
宝塚歌劇団花組の二番手スター美弥るりかさんはどんな人?
二番手スターは89期生の美弥るりかさんです。バランスの取れた歌唱力やダンス・華やかなビジュアルで人気を集める男役スターです。
美弥るりかさんがこれまで演じてきた中で印象的だった役は、「1789」で演じたシャルル・アルトワ役。
アルトワは「私は神と同じだ」と歌ってしまうくらいヤバいやつですが、長髪で妖しく美しいヴィジュアルが美弥るりかさんにぴったり。
媚薬を使って女性を虜にしようとする姿に「美弥ちゃん悪すぎる!」とファンから声が上がったほどの悪役でした。
そんな美弥るりかさんも 2019 年 6 月に『夢幻無双 -吉川英治原作「宮本武蔵」より-/ クルンテープ天使の都』にて退団が決まっています。
美弥さん退団後は誰が月組の二番手スターを務めるかが話題になっています。
2019 年 4 月に花組から組替え(人事異動のこと)で来た実力満点の鳳月杏さん、もしくは現在月組三番手スターの月城かなとさんというところでしょうか。
月城さんは 2019 年5月現在怪我で休演中なので、今後どうなるのか気になるところです。
月組の若手にも注目!
月組の若手スターにはどんな人がいるのでしょうか?
今回は100期生・風間柚乃さんと蘭尚樹さんをご紹介します。
風間柚乃さんは下級生とは思えないどっしりとした貫禄ある容姿で、体格も良く男役に相応しいスター。
『夢幻無双 -吉川英治原作「宮本武蔵」より-』で新人公演主演を務め、確実に歌と芝居に力をつけてきている期待の若手です。
一方、蘭尚樹さんは可愛らしい顔立ちと華奢な体型で、「THE・男!」というタイプの男役さんではないですがフェアリー系の麗しいタカラジェンヌ。
宝塚には主席で入団した優秀な方でもあります。
「声も歌も良い」とファンから声が上がるほど歌唱力に定評のあるスターです。
タカラヅカスカイステージで斉藤和義さんの「やさしくなりたい」をカバーしていて、歌の上手さに「さすが主席さん!」と驚きました。今後新人公演で主演を務める可能性も高いため、期待しています。
宝塚月組の歴代トップスターはどんな人がいる?
宝塚歌劇団・月組の歴代トップスターにはどんな人がいるのでしょうか? 各時代を象徴す るトップスターをピックアップして紹介します!
初代の天津乙女さんは第 7 もしくは8 期生で52年間死没するまで宝塚歌劇に在籍していました。
大滝子さんと榛名由梨さんは 1973 年~1975 年に二人体制でトップスターを務めました。
その後、大地真央さん、剣幸さん、涼風真世さん、天海祐希さん、真琴つばささん、紫吹淳さん、瀬奈じゅんさん、霧矢大夢さん、龍真咲さんなどが月組トップスターを務めまし た。
『ME AND MY GIRL』は剣幸さん、天海祐希さん、瀬奈じゅんさん、霧矢大夢さん、龍真咲さんそれぞれの時代に上演しており、宝塚では月組のイメージの強い海外ミュージカル になりました。
それぞれの時代にそれぞれのビルがいて、今映像で見返してもどの時代の「ミーマイ」も見応えがありますね!
歴代の月組のトップスターの方々は現在でもテレビや舞台で女優として活躍している方が多い印象です。
やはり「芝居の月組」出身ということで演技力に定評のある方々ということでしょう。
宝塚月組の組のイメージは【芝居の月組】!
宝塚歌劇団・月組のイメージはどのようなものでしょうか?
何度も書きますが月組は「芝居の月組」と言われるほど、芝居に定評のある組です。
宝塚歌劇団月組OG星条海斗さんによると、月組は体育会系で稽古も厳しいのだそう。お芝居に命を懸けている印象の強い月組ですが、組の雰囲気が生徒さんたちの演技に対す るモチベーションを引き上げるのか、下級生から脇役まで芝居達者な生徒さんが確かに多いです。
一方、昨今では「1789」や「雨に唄えば」などミュージカル作品の公演が多く歌唱力も期待できる組だと言えます。
まとめ
宝塚歌劇団月組がどんな組なのかご紹介させていただきました。
月組と言えば芝居が魅力ですが、ダンサーも歌うまさんも揃った組です。
ぜひ皆さんに月組公演を観劇して魅力を体感して頂きたいと思います。
コメント