2019年6月14日に「チケット不正転売禁止法」が施行されましたね。
宝塚の公演でも、以前は定価以上でやり取りなんてあり得ない!って感じでしたが、スマートフォンの普及と転売サイトの横行によりその数も激増してきた印象があります。
あらゆる手を尽くしてチケットを取ってる者にとっては法整備はありがたいし、当然のことだ!と思いますね。
そこで気になるのは、ぶっちゃけ不正転売で手に入れたチケットで観劇しようとしたらどうなるのか?ってところだと思います。
不正チケットは入れないようにしてほしいところ…!
今後も不正チケットの流通が全くおさまらないで、当然のように売られて当然のように買えて当然のように観劇できるのであれば、全く意味ないですもんね。
今回は不正チケットで観劇しようとしたらどうなるんだ?ってところについて考えていきたいと思います。
宝塚の公演、転売チケットでは入れない?入れる?
実際に不正転売チケットで入場しようとして、会場で入場拒否されるかどうかはぶっちゃけわかりません。
「締め出されている人がいた」みたいな証言はツイッターなどでも見かけたことはあるけど、正直どんな状況だったのかわかりませんしね…。
ただ、宝塚以外の興行では拒否られてる会場はあるようです。
有名なところでは東宝ミュージカル「レ・ミゼラブル」
2019年全国5大都市ツアー公演時に、公式HPにて不正転売チケットの座席が公表されました。
【お客様へのご連絡】帝劇4・5月公演 ミュージカル『レ・ミゼラブル』ご入場券について、転売サイトにて高額転売されている座席番号を確認しております。該当のご入場券をお持ちのお客様へは弊社からご入場券をご購入いただいたご本人様かどうかの確認をさせていただきます。https://t.co/oT1bLG9jbG pic.twitter.com/VmJGuLNMlv
— 東宝演劇部 (@toho_stage) April 3, 2019
興行主はちゃんと把握しているんだなとこの時にリアルに感じましたね。
そして東宝ができるんだから、当然宝塚もそのシステムを共有されていてもおかしくないだろうとも思いました。
更にライブやコンサートなど、ジャンルを問わず当日会場前で座席番号と共に「オークション出品及び転売が確認されたため着席できません」との警告が掲示されることも増えてきたようです。
【拡散希望】様々なイベント・ライブのチケットの転売が続出しています。転売されたチケットは当日転売座席リストとして貼り出され、このように無効座席になります。入れてもスタッフに連行されてしまいます。転売されたチケットの購入はやめましょう。 pic.twitter.com/n0YqXJC8
— 社畜なさざなみは時間が欲しい (@sazanami39) 2012年7月21日
座席を封鎖される公演も今年に入ってから続々と報告されるようになりました。(ジャンルによってはもっと以前からこういう対処をしていたようです!)
宝塚でも友の会発券チケットの転売を繰り返す会員の会員資格をはく奪したり、チケットのQRコード読み取りなどをしているから、やろうと思えばすぐにでもできるんでしょうけど、いろんなシガラミから踏み切れない施策もあるんだろうなぁと勝手に考えております。
こういう対策を考える人や決断しないといけない人の心労はすごいだろうな。。。
とはいえ、ファンとしては法外な転売チケットの流通は容認できませんけどな。。。
名義塗りつぶしチケットは?本人確認はある?
チケットを友の会やプレイガイドで発券した時に、発券者の名前が印字されるときがありますよね。
転売屋さんもこの名義を塗りつぶして転売したりしています。
転売サイトもご丁寧に「名義塗りつぶし」アイコンつけたりしてるしね。
で、この名義塗りつぶし、ぶっちゃけ入れるの?入れなくなるの?ってところも気になりますよね。
自分で発券したチケットでも塗りつぶす人もいますしね。自分の名前晒すのが嫌って人も一定数いますし。
私もおけぴで譲り受けたチケットの名義欄が塗りつぶされていて「これ大丈夫なのかな?」って思ったことは正直あります。
結論から言うと、今までは大丈夫でした。
けどこれからも問題なく入場できるかどうかはわかりませんね。
宝塚の入場改札時に塗りつぶしチケットを一つ一つ本人確認していくのはなかなか現実的ではないので今まではスルーされてきたというのが実際のところでしょうけど、法律が施行されたことによってこれも変わっていく可能性がありますよね。
自分で発券したチケットの名前を塗りつぶしたいなら発券を証明できるものを、定価以下で(非営利目的で)譲り受けたチケットが塗りつぶされているのならそれを証明できるメールやらのやり取りの記録を持っておくのがいいかもしれませんね。
そもそもチケット不正転売禁止法とは?
法律に関しては私なんかがごちゃごちゃ説明するよりもこちらのポイントまとめがわかりやすかったのでシェアしますね。
【あす14日施行!】「チケット不正転売禁止法」ポイントまとめ(再掲)
— ライブドアニュース (@livedoornews) June 13, 2019
具体的に禁止される行為や、違反した場合の罰則など、「これだけは知っておきたい」というポイントをまとめました。 pic.twitter.com/S9MFC7v9hk
ここで気になるのは、「業として」ってところだと思うんですよ。
転売屋がお金稼ぎを目的として、定価でチケットを仕入れて高額で売りさばくのはもちろんアウトだってのはわかる。
たまたま多く取れてしまった人が、観たくてもチケットの無い人に定価で譲るのはOKってのもわかる。
じゃあ、友の会の抽選方式出しまくってチケットダブつかせてしまった人が、チケット持っていない人に譲ろうと思うけど、取るのに苦労したしちょっとくらい高値にしてもいいよね?(常習犯ではない)ならどうなるの?ってところ。
個人的にはアウトだろ!って思うけど、別に「業にしてるわけじゃないし」ってすり抜けられるんじゃないかなって思ってしまいますね。。。
ここはやっぱり、「定価以上では買わない!」って心を強く持つことが大切になってくるのかなぁ。
定価以上で買った人は罪には問われないけど、そのチケットを持って劇場に行けば観劇できないってのを徹底すれば買う人もいなくなるし、需要がなくなれば供給もなくなるってことですよね。
劇団の今後の対応はどうなる?
友の会の会員を100名以上バッサリ切った時点で結構思い切ったなって思いました。
「遅すぎる!」って意見もあると思うけど、いろんなシガラミ故にそういうことやらない劇団だと思ってたから。
けど、劇団も時代に合わせて変わりつつあるなって思いますよ。
このまま転売が横行すれば絶対にファンは離れていくだろうって劇団もわかってたと思うし。
どんなビジネスも2割のファンが売り上げの8割を作りだしているって言われてるけど、宝塚も例外ではないと思う。
最近だとSS席が当日のみ発券になるとかの対策も公表されたりしましたね。
真っ当なルートでチケットを確保している人にしたらなかなかめんどくさいし、手間かかるし、自由度が少なくなってくるし、さらに当日の発券機の混雑もかなり懸念されているけど、やるかやらないかだと、絶対やった方がいいよねって思うな。
レミゼの公表の例もあるし、宝塚もどんどん転売を締め出してくれることを期待しています。
レミゼみたいに座席番号特定出来たら、QRコード読み取るときに不正チケットだと\ブー!/って警告音なるとか出来そうなもんだけどな。(システム素人の戯言)
まとめ
今回は不正チケットで入場できるのかどうか、法律施行で今後どうなるんだろうねという話題でした。
- 転売で買ったチケット、これからは入場できなくなる可能性もある!
- 名義塗りつぶしチケットも本人確認覚悟しておいた方がいい!
- 定価以上ではチケットを入手しないって強い心を持とう!
ちょっとでも「入れなかったらどうしよう」とか「罪に問われるような事になったら…」って考えるくらいなら、絶対に転売チケットには手を出さないことです…!
観劇できない可能性のあるチケットを高額で買うなんてやめよう。
金を積むより徳を積もう。
いろんな人に宝塚好きを公言して徳を積めば、チケットの方からやってくるから…!
宝塚ファンであることを公言して天命を待つ!の項参照▽
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