観劇記・感想・作品考察

宝塚雪組『f f f -フォルティッシッシモ-』~歓喜に歌え!~ライブ配信の感想!

宝塚雪組『f f f -フォルティッシッシモ-』~歓喜に歌え!~ライブ配信の感想!

皆さま、ご機嫌いかがですか?砂山(@sunayama373)です。

2021年2月8日の宝塚大劇場公演『f f f -フォルティッシッシモ-』~歓喜に歌え!~をライブ配信で鑑賞しましたので感想をまとめたいと思います。

砂山

上田久美子作品の進化がすごい…!

角度の多い物語

今作品は、是非劇場で観劇したいと思ってはいたのですが、どうにもチケットが手に入らず、大劇場千秋楽のライブ配信が最初の観劇(鑑賞)となったわけですが、

砂山

正直、劇場で5回ほど観劇したかった…!

初見では頭がついていかない!」という話は聞いていたので不安でしたが、なんとか頭はついていけました。

しかし、情報量が多い!そして物語の中心になるべき人物が多い!

ベートーヴェン(望海風斗)だけでなく、ナポレオン(彩風咲奈)をゲーテ(彩凪翔)、ゲルハルト(朝美絢)とロールヘン(朝月希和)、ジュリエッタ(夢白あや)そして謎の女(真彩希帆)と全員が物語の中心にいてもおかしくない人物なだけに、何度か観劇してそれぞれの人物をじっくり味わいたかったなという気持ちでいっぱいになりました…!

特にベートーベン・ナポレオン・ゲーテの共鳴と反発がとっても人間味にあふれていて、それぞれの視点での「人間というやつ」をじっくり見てみたいと思いましたね。

砂山

嫌いやと思っていたのに実際あったらすごく意気投合したとか、めっちゃ好きだったのにあってみたら最悪だったとか、よくあるもんね。

でも根底ではみんな「人間が幸せになるにはどうしたらいいか」を命がけで考えているのが共通してて、こういう人たちがいたから音楽も政治も文学も発展していったんだなと思いました。

教科書ではわからなかったな。。。

舞台の使い方が秀逸

盆やセリの使い方はもちろんですが、今回は特にオーケストラボックスの使い方が秀逸だったなと。

砂山

コロナ禍でしかできない、そしてこの作品でないとできない使い方をされていて衝撃的でした…!

オーケストラのコロスの皆さんの黄色(オレンジ)の衣装がボックスから音楽に合わせて飛び出してくる感じが、音楽の躍動感に合わせてめちゃくちゃ迫力ありました。

オケボックスの中って真っ暗で底なしに見えるから余計にあの明るい衣装が映えてすごかったんですよね~

ナポレオンも最後にオケボックスに落ちて消えていくのも、あの場面が現実ではなく精神世界である感じをより深く感じることができた。

砂山

「橋を架ける」以外の使い方を始めてみたかもしれないな…!

精神世界的演出が刺さる

「精神世界」の使い方が間違ってるかもしれないけど、ご容赦ください!

ガンダムとかエヴァンゲリオンとかを通ってきた我々30代半ば世代には、今作のような

  • 人とはなにか
  • 生きるとはなにか
  • なぜ苦しいのか
  • 自分は誰なのか

的な作品がめちゃ刺さるんですよ。。。

いろんな人の考えに影響を受けて、自分は一体何をどう表現して生きていけばいいのか、生きていていいのか、価値があるのかとか、そんなことを延々考えつづけるやつ。

上田先生の作品にはどの作品にも一貫してこの感じを感じるところがあって。

それが宝塚らしくないと言われる要因なのだろうと思ったりもするんです。その中にはすごく生々しい表現の言葉だとかも出てきたりするから。

宝塚のベースはやっぱり「愛と夢」だし、それを期待しているしね。

それでも私は上田作品からは「人への愛」や「いのちへの愛」、そして私たちがどんなにもがきながら生きていてもなかなか導きだせない「夢」(答え)(真実)(たどり着く場所)をみることができるような気がするんですよ。

そしてそれは外部の舞台ではなかなか表現できない事だったりする。なぜなら演じている彼女たち(タカラジェンヌ)自体が最高の虚構(夢)だから成立しているから。

つまり何が言いたいかと言うと。

上田久美子は天才ってこと。

運命を抱きしめて喜びを歌う

音楽を書いても書いてもなかなか自分が納得のいく結果にならずに、好きな人には振られるし、いろんな人に裏切られて、半ば呪いのように生きてきたベートーヴェンが、最後に運命を抱きしめて喜びを歌うって、まさに「夢」だと思うんですよ。

砂山

人生の最期はこうありたいなって思う

運命(謎の女)もさ、ずっとベートーヴェンに抱きしめてもらいたかったよね、認めてもらいたかったよね、愛されたかったよね、って思うと、涙が止まらねぇよ…。

ある意味エリザベートのトート閣下のようだね。

宝塚での激動のジェンヌ人生を全部抱きしめて、フォルティッシッシモで喜びを歌う望海風斗とベートーヴェンが重なって、最高のサヨナラ公演でした。

わざとらしいサヨナラ演出じゃなくて、役者自体の表現ベースで最後の場面を作り出せるのはマジで座付き作家として最高の仕事だと思う…!

ラストは、ナポレオンもゲーテも貴族も平民も全員コロスとなってベートーヴェンの音楽の「白い炎」になったような、みんなの魂が浄化されていくような大団円だった…!(表現が厨二)

おわりに

今回は宝塚大劇場公演『f f f -フォルティッシッシモ-』~歓喜に歌え!~のライブ配信の感想をまとめてみました。

砂山

マジで劇場で観なかったことを後悔しました。。。

基本大劇場千秋楽を見た公演は東京千秋楽のライブ配信見なかったりするんですが、fffは東京千秋楽も見たい…!

否ぁ!

見る!

東京ではまた演出が変わっている可能性もあるし、より作品も深まっていくだろうから楽しみにしたいと思います^^

『シルクロード~盗賊と宝石~』『望海風斗サヨナラショー』の感想はこちら↓

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砂山
宝塚ファン歴研20になりました。 観劇の感想や生徒の魅力、宝塚ファン初心者さんがもっと知りたいことなどを、私の知ってる限り発信していきたい! 宝塚について一緒に語ってると楽しいなコイツ!ってところを目指しています…!
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