皆さま、ご機嫌いかがですか?砂山(@sunayama373)です。
2021年2月6日に梅田芸術劇場公演『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』をライブ配信で鑑賞しましたので感想をまとめたいと思います。
ザ・ブロードウェイミュージカルって感じでしたね!
聞いたことある曲が多いスピーディなコメディ
『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』はアメリカ音楽界の至宝と言われるガーシュウィンの名曲で構成されているミュージカルということでとっても耳馴染みのある音楽が多かったですね。
花組では2013年に『フォーエバー・ガーシュイン』を上演しており、れいちゃん(柚香光)もあきらさん(瀬戸かずや)も出演されていたので、より馴染みがあったのではないでしょうか。
ガーシュウィンの曲を使っているということは著作権の関係で映像が残りにくいことが気がかりですが、今回は配信OKもブルーレイ/DVDも発売されるらしいのでファンの方には嬉しいですね^^
ブロードウェイミュージカル特有のスピーディなセリフの掛け合いが随所に。
これが結構メリハリつけるの難しいですよね。。。スピーディにしようと思うとセリフは全部全力になるし、全部全力になると会話にメリハリ付かなくなるしで、少々息が詰まるところも正直ありました。。。
楽しいのは楽しいんだけどね。
マックス上院議員役の和海しょうさんが自らのセリフで周りの間やテンポをコントロールしていたのが素晴らしかったです。
とはいえあのわちゃわちゃ感がないと、今度はアメリカンな感じが出ないので、やはり難しいんだろうなぁ…!
うざいのにかっこいいってどういうことなの!?
柚香光さんの、今回の役・ジミーはかなりのプレイボーイ。
プレイボーイたって、宝塚歌劇に登場するよくよく登場するプレイボーイってそんなひどい人あんまりいないんだけど、
ジミーは結構ウザめ&クズめのプレイボーイだなと(笑)
けどカッコいいってどうなってんの!!???
柚香光がやっているからなの???
そうに違いない…!!!
ブロードウェイだともちろん男性がジミーの役をやっていると思うんだけど、これ一般の男性が演じていたら「ただのウザいクズ」になってしまうんじゃないかなと思ってしまった。
これが宝塚マジック。
今回も柚香光にこの構造が発動しているので、記しておきたい。
いつだって大嫌いは、恋の始まり。
華優希の退団が惜しまれる
『はいからさんが通る』では舞台をグイグイぴっぱっていく力強さを感じましたが、今回は繊細な心の動きを細かく表現されているのがとっても印象的でした。
目線の動きとか顔の傾きで表現できる舞台女優、好きなんですよね・・・。
課題だった歌もめっちゃ上手くなってる気がするし、次で退団されるのがとても惜しいですね。もう少し見ていたかった…!
個性のぶつかり合いが激しい
ギャングのクッキー(瀬戸かずや)&デューク(飛龍つかさ)・モダンダンサーのアイリーン(永久輝せあ)・スピークイジーの踊り子ジェニー(音くり寿)・エストニア公爵夫人(鞠花ゆめ)・・・
個性的なキャラが多すぎる…!
中でも私が今回特に気になったのはベリー署長役の専科・汝鳥伶さん!
汝鳥さんが警察をやっているイメージがなさすぎて、衝撃でした(笑)いつも黒幕的なポジションなのに今回はいっぱい出番があって、ナンバーもあってちょっとうれしかったです。
ジミーのお母さんミリセントの五峰亜季さんが最後の最後に出てきて謎の黒幕だってのも超展開でしたね(笑)
フィナーレ
タップのフィナーレも素敵でしたね〜
デュエットダンスのれいちゃんの燕尾の刺繍もすごい…!華ちゃんのドレスも可愛かったなぁ…!
カーテンコールではアンサンブルとソリストをパキッと分けているのが宝塚ではちょっと珍しいかなと思いました。
こういうのも好きなんですけど、宝塚歌劇のカーテンコールは学年順・番手順がいいなぁ〜
原田先生の作品を見てると良くも悪くも、外部の舞台を見ている感覚になるんですよね。宝塚観てる感が欲しいんですけどね。
終わりに
今回は梅田芸術劇場公演『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』をライブ配信の感想をまとめました。
花組さん自体は『はいからさんが通る』の再開ライブ配信以来だったのですごく久しぶりな感じがしました^^
次回の大劇場公演のポスターめちゃくちゃかっこいいので、こちらはぜひ大劇場で観劇したいなと思っております…!
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