皆さま、ご機嫌いかがですか?砂山(@sunayama373)です。
コロナ自粛後、最初に宝塚大劇場で観劇できることになったのは月組公演。
106期生の初舞台公演です…!
[chat face=”sunayama01.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]106期のみなさん、初舞台おめでとうございます![/chat]
一時はどうなるかと思いましたが、すこし季節は変わってしまったものの、無事初舞台を踏むことができて本当に良かったですね(*´ω`*)
今回は宝塚大劇場月組公演『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』の感想をまとめていきたいと思います!
歌舞伎界のたま様が宝塚のたま様の作品を監修
↑これを言いたかっただけw
演出自体は植田紳爾先生がされているとのことなので、坂東玉三郎氏がどこまで公演に関与したのかははっきりわかりませんが、歌舞伎界のビッグネームを連れてくる植田先生流石。
[chat face=”sunayama06.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]私ね、植田先生の日本物、結構好きなんですよね。[/chat]
初めて植田先生の日本物のショーを見たのは確か中国公演の『無限花絵巻』をBS放送のものだったんだけど、それも結構好きでビデオすり切れるくらい見た。
[chat face=”sunayama09.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]「桜幽玄」って場面(うろ覚え)がめちゃめちゃキレイだったのを覚えてる…。[/chat]
しかし、日本物は映像で見るのと生で見るのでは華やかさが段違いだなと今回改めて感じました。いやー華やかだった。
チョンパは最高説
まず幕開き。
チョンパだって前情報あって、わかってるのにめちゃめちゃ感動する…!
[box03 title=”チョンパとは”]
舞台の幕開き手法の一つ。
拍子木の「チョン!」という音で舞台照明が「パッ」とつくことから【チョンパ】という。
歌舞伎でよく用いられるが、宝塚歌劇の日本物作品でも多く用いられる。
[/box03]
私の目って都合よくできてて、完全暗転(劇場内の全ての明かりが消されて完全に真っ暗になること)になると、ホントに何も見えないんですよ。
そこからパッと舞台の照明がついて、華やかなお着物・扇子を持った美しいタカラジェンヌたちがずらりと並んでたら、もう勝手に涙が出てくる…!素晴らしい!
[chat face=”sunayama05.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]暗闇に強い人だと板付き(暗転中や幕開き前に舞台にスタンバイすること)する出演者の気配とかうっすら姿が見えるって方もいるけど、見えない方が感動もひとしおですよ…![/chat]
しかもさ、ずっとコロナだったから大劇場で歌劇が見られない状況が続いていたじゃないですか。
からの、大劇場で見る一発目がチョンパってのが、より一層感動を引き立てたってのもありますよね。
やはりチョンパ最高だ。
ちなみに宝塚では「チョン」がない「チョンパ」もたまにあります。
『Amour de 99!!』の洋物チョンパも最高です。
初舞台生の口上
幕開きがチョンパということもあり、初舞台生の口上はプロローグ後に1場面として作られています。組長さんが座頭をする伝統的な口上。
[chat face=”sunayama09.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]「舞台半ばではございますが~」って口上始まるの結構好き。[/chat]
日本物の初舞台の時は団歌じゃないことの方が多いのかな。そこはちょっと残念な感じもしますが、作品の一部として口上が組み込まれていて、客席みんなで見守るってなんかいいですよね^^
本当に、無事初舞台が踏めて良かった、106期!
日本物にクラシック音楽が合う
ベートーベンの「月光」が使われていた『月の巻』という場面がすごく神秘的で美しかったですね。
日本物とクラシック音楽ってすごく親和性が高いんだなと。
[chat face=”sunayama06.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]ベートーベンが活躍したのって日本で言うと江戸時代くらいだから、日本物の世界観とマッチしてもおかしくはないんだろうなぁ。[/chat]
一人の男役が鏡に映った自分にいざなわれて男役として成長していく『花の巻』。
歌舞伎か何かの役者さんを描いていると思って見てましたが、れいこさん(月城かなと)が演じていたのはタカラジェンヌだったんですね…!パンフレットで理解しました!
宝塚でタカラジェンヌの成長を描くって、あんまり見たことないかも。
ここでも耳馴染みのあるクラシック音楽(花のワルツ)が使われていました。
どことなく苦手意識を持っている人も多いであろう日本物の作品を「聞いたことある音楽」で見ることができるのは、場面に挑むハードルが下がって見やすくなるので良いですね!
専科・松本悠里の退団
今回、宝塚の日本舞踊を引っ張ってきた専科の松本悠里さんが退団するとのことで、これも絶対観劇したい理由の一つでありました。
[chat face=”sunayama05.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]『白鷺の城』でミエコ先生(松本悠里)の魅力を再発見した私ですが、今回も舞一つで美しさ、可愛らしさ、切なさ、全て表現できるミエコ先生マジで半端ないなと思いました(語彙力)[/chat]
今回改めてミエコ先生の経歴をザっと拝見したのですが、元トップ娘役でなく、専科生に多い組長経験者でもないことに正直驚きました。当たり役と言われている『夜明けの序曲』のモルガンお雪も専科に行かれてからの話だし。
組子時代何者でもなかったミエコちゃんが専科に異動して日本舞踊一筋に生き、宝塚の日本舞踊の技術向上に貢献し、海外公演に9回出演して外国で日本の美を伝え、劇団の特別顧問も務め、ミエコ先生として惜しまれながら卒業されていくって、すごいことだなと。
64年ですよ。一つのこと64年続けられます?もはや神の領域…!
続けることってすごい事なんだと考えさせられますね。
ミエコ先生の魅力に気付くのがちょっと遅かったなぁー><
今回、作品終盤で登場した際に主題歌で舞う場面があるのですが、一部歌詞が「ミエコ先生の退団仕様」に書き換えられているんですよ…。
[chat face=”sunayama07.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]ニクイね、植田先生…![/chat]
終わりに
今回は宝塚大劇場月組公演『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』の感想をまとめました。
ひっさしぶりに宝塚大劇場に行って見る作品が、宝塚の伝統的な日本物で嬉しかったなぁ。
もともとオリンピックで外国人が多く観劇するのを見越しての制作だったみたいだけど、日本人でも十分楽しめました^^
来年オリンピックの時期に合わせて再演もアリじゃないですかね…!
コメント
コメント一覧 (2件)
初めまして。いつもInstagramを拝見させていただいております。
私も!まさか【チョンパ】で泣くとは思ってもいませんでした!
・・噂には聞いていましたが、あまりの美しさに嗚咽さえ漏れてしまいました・・(笑)
私は関東人なので、早く東京に来ないかなーって思ってしまいました(*’▽’)
ひろこさん
コメントありがとうございます^^
チョンパ、めちゃくちゃ美しかったですねぇ…!
東京公演も無事に行われますように!