宝塚雪組ってどんな組?歴代トップや組のイメージについて

宝塚雪組ってどんな組?

この記事では、「宝塚雪組ってどんな組?」という疑問にお答えし、歴代トップや現在のトップから見えた雪組のイメージや見どころなどをご紹介します。

宝塚初心者で雪組ってどんな組なんだろうと思っている方には、是非雪組の日本物を観てみるのをオススメします!

目次

宝塚雪組といえば・・「日本物」!!

日本物」とは、いわゆる時代劇のこと。大河ドラマで取り上げられるような歴史物から歌舞技や落語をモチーフにした作品など、一言で「日本物」といっても様々です。

日本物というと難しいイメージを抱く方も多いとは思いますが、宝塚が描く日本物は日本の文化や歴史を素晴らしい音楽と美しい世界観で、解りやすく描かれています。

なので、日本物初心者の方にもおすすめです!!

宝塚のなかでも特に雪組は、他の組に比べ日本物の作品が多く、日本舞踊や着物の着こなしなどに優れていて「日本物の雪組」といわれています。

そんな様子がよくわかる代表作品がこちら↓↓

  • あかねさす紫の花
  • 心中・恋の大和路
  • るろうに剣心
  • 幕末太陽傳

あかねさす紫の花」「心中・恋の大和路」は、現在では宝塚の名作の一つで雪組に限らず、他の組でも数多く再演されている名作です。

また、「るろうに剣心」は人気アニメ初の実写舞台化で、大変話題になりました。

なんと言っても、当時の雪組生により忠実に再現されたビジュアルには、宝塚ファンだけでなく原作ファンの間でも高く評価され、宝塚の名をより一層広めた作品の一つです。

そして「幕末太陽傳」ですが、この作品は元雪組トップスター・早霧せいな(さぎりせいな)さんのサヨナラ公演として上演されました。

落語なども披露された「幕末太陽傳」。経験を重ねた男役にしかできない舞台で、好評得た雪組トップ男役ならではの名作です。

雪組の歴代トップスター|宝塚理事も在籍!!

宝塚雪組の歴代トップスターには「日本物の雪組」というだけに、日本舞踊に定評のある方、さらには現在の宝塚理事も在籍されていました。

雪組の歴史を作り上げた歴代トップスターの方々をピックアップして紹介します↓↓

春日野八千代(かすがのやちよ)さん|1936年~1950年

雪組だけでなく宝塚を語るうえで、なくてはならない存在であるのが春日野八千代さんです。
数多くの作品で主演を務め「白薔薇のプリンス」などと異名を取り、日本舞踊を最も得意とした男役スターです。

「日本物の雪組」と呼ばれるようになったのは、春日野八千代さんがきっかけになったといっても過言ではありません。

雪組トップ後は宝塚の理事に就任し、2012年亡くなるその日まで生涯現役を貫き、亡くなる最後の日まで宝塚の生徒として在団していました。

また、宝塚歌劇100周年に発表された殿堂入り100人にも選ばれています。

代表作は、「虞美人」「源氏物語」「ダルレークの恋」など。

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一路真輝(いちろまき)さん|1993年~1996年

端正な顔立ちと確かな歌唱力に定評があり、男役から娘役まで演じられる美しい男役スターとして人気を集めました。

一路真輝さんといえば、今では世界で上演されている名作「エリザベート」の日本初演を務めた元雪組トップスターです。

退団後はその歌唱力を生かし、ミュージカルなど舞台を中心に活躍されています。
代表作は、「JFK」「あかねさす紫の花」「エリザベート」など。

轟悠(とどろきゆう)さん|1997年~2002年

歌・ダンス・芝居、どれをとってもトップクラスで、男役の鑑といえる雪組元トップスターです。

現在は、専科兼宝塚理事として第一線で宝塚を牽引されている轟悠さん。

容姿端麗な美しさは時代を重ねても健在で、ファンの間でも「美しい理事様」として絶大な人気を得ています。

代表作は、「ノバ・ボサ・ノバ」「凱旋門」「猛き黄金の国」など。

壮一帆(そうかずほ)さん|2012年~2014年

宝塚歌劇団99周年から100周年にかけて雪組を率いたトップスターです。

剣道経験者であり、立ち回りの技術に長けていた壮さん時代に、雪組全体の立ち回りのレベルが数段上がったという印象があります。

また、退団会見の際「主演をさせていただくなら大劇場3作で結果を出すと決めていた」の発言から壮さんの武士道のようなものが垣間見えます…!

代表作は「ベルサイユのばらーフェルゼン偏―」「Shall we ダンス?」「一夢庵風流記 前田慶次」

早霧せいな(早霧せいな)さん|2014年~2017年

雪組歴代トップの中で、もっとも最近までトップスターとして活躍されていたのが早霧せいなさんです。

男役にしては小柄な見た目でありましたが、そこからは想像できないほど、ダイナミックなダンスと存在感で多くのファンを魅了しました。

さらにトップ就任以降、宝塚大劇場主演作品が5作連続で稼働率100%を超えるという偉業を成し遂げました。

また、早霧せいなさんは人との「絆」を大事にしていたトップであり、「絆!絆!!絆!!!」という掛け声は、当時の雪組ではお決まりになっていました。

代表作は、「星逢一夜」「るろうに剣心」「幕末太陽傳」など。

現在の雪組トップはファントムが高評価のこの方!

現在の雪組トップ男役は、2017年よりトップスターに就任した第89期生の望海風斗(のぞみふうと)さんです。

歌唱力の高さは宝塚で歴代トップクラスの男役スターで、最近では宝塚の名作「ファントム」で主演のエリックを演じ、高い評価を得られました。

また、相手役である真彩希帆(まあやきほ)さんとのトップコンビは、宝塚史上最も歌のうまいコンビとして多くのファンを魅了しています。

2019年でトップ就任から2年目を迎えた望海風斗さん率いる雪組は、まさに今が充実期!

どんな作品でも圧倒的な歌唱力と、経験を積んだトップ男役の包容力でハイレベルな作品を作り上げ、雪組が一つになった舞台を見ることができます。

今後は「エリザベート」や「ロミオとジュリエット」など、歌が中心のミュージカル作品も見て見たいものですね!

雪組二番手は、宝塚の男役らしい次期トップスター候補!

次期、宝塚雪組トップの有力候補である二番手男役は、第93期生の彩風咲奈(あやかぜさきな)さんです。

身長173㎝の抜群のスタイルと、宝塚の男役らしいルックスで下級生の頃から注目され、新人公演や外部公演などで数多く主演を務めてきました。

最近では、さらに歌やお芝居に磨きをかけ、どんな役でもこなせる成熟した男役として注目されています。

今後が期待される雪組スターはこの方々!!

雪組には、歌・芝居・ダンスと三拍子揃った男役スターが多く、なかでも朝美絢(あさみじゅん)さん、永久輝せあ(とわきせあ)さん、綾鳳華(あやおうか)さんは今後の雪組を担う男役スターの方々です。

月組から組替えされた朝美絢さんを筆頭に、トップスター候補である男役が三番手四番手と明確にいることも、今の雪組の特徴でありハイレベルな舞台を作り上げる理由の一つだと思います。

お三方とも実力に加えビジュアルも抜群で、これまでの雪組にはない新しい風を吹かせており、多くの熱烈なファンを集客しているのです。

まとめ

今回は宝塚雪組についてご紹介しました。

[box04 title=”雪組ってどんな組?”]

  • 日本物の雪組
  • 歴代トップには、宝塚理事である轟悠さんや、殿堂入りを果たした伝説の男役、春日野八千代さんがいます。
  • 宝塚の名作「エリザベート」の日本初演が上演。
  • 現在の雪組トップコンビは歌唱力がすごい!!
  • 今後が期待される男役スターが豊富に揃っている。

[/box04]

今の雪組もそうですが、歴代の雪組を振り返っても二番手や三番手がきちんと固まっていることも雪組の強みであり特徴の一つです。

こういったことからも、雪組はトップスターの後をきちんと受け継ぐことができ、下級生がしっかり育つ組といってもいいのではないでしょうか。

そんな宝塚雪組の魅力が、この記事を通して少しでも伝わっていれば幸いです。

伝統や文化を大切する宝塚雪組の舞台を今後も是非、期待していただきたいと思います。

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この記事を書いた人

砂山のアバター 砂山 宝塚歌劇愛してる

宝塚ファン歴研20になりました。

観劇の感想や生徒の魅力、宝塚ファン初心者さんがもっと知りたいことなどを、私の知ってる限り発信していきたい!

宝塚について一緒に語ってると楽しいなコイツ!ってところを目指しています…!

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