さて、全ツ観劇からすぐに感想が書けずにいたわけですが、それには理由がありまして…
実に消化不良な公演だったからですわ…
しかし書かないってのもあれなんで、ちょっと書いてみたいと思います。
いいことも悪いことも悪いことも書くと思うけど、あくまで砂山個人的な感想なんでひとつよろしくです。
フェルマリ編ということで、実は私、フェルマリ編(フェルゼン編)苦手なんですわ。
なんでやろなぁーと思ってたんだけど、たぶんドラマチックな場面が全部「静」の表現だからじゃないかなという結論に行き着きました。逢瀬、帰国、牢獄、全部確かに物語のキーになる場面なんだけど、絵的に動きが少ないんだよなぁ。だからちょっと退屈だなって思ってしまうのかも。
そのフェルマリ編の中でも、今回のは見安いほうだとは思いました。まぁくんの功績が大きいってのはあるけど。
まぁくんのフェルゼンはほんと素敵だった。居るだけで貴族。貴族以外には見えなかった。私今まで、フェルゼンのワガママ丸出しのボンボン感があまり好きじゃなくて、全然格好よく見えなかったんだけど、まぁフェルゼンは全くそんなこと感じさせなくて、恋に盲目になってしまった若い貴族の青年なんだなと納得した。
みりおんのアントワネット様は芝居も落ち着いてる。落ち着きすぎてむしろ国民の信頼を得そうだなと思ってしまうがw
歌もしっかり聞かせてくれる。みりおん満を持してトップ娘役の本領発揮って感じだなぁ。
オスカルとアンドレのかいりく…ここがねぇ、もうちょっとなんとかならんかったのかと。
今回は毒殺も今宵一夜も結婚式だもなしだったわけ。これに関しても賛否あると思うけど、私は別にいいと思うのさ。フェルマリ編なんだから。
しかしだよ、オスカルとアンドレを演る役者はそこをすっ飛ばした芝居をしてはいかんだろう。情報としてアンドレがオスカルに想いを寄せてるナンバーとジェローデルがフェルゼンに、オスカルとアンドレは魂を寄せ合って死んだって言うくらいだけど、しっかり地盤にオスカルとアンドレのストーリーが見えないと表現にはならないよ…。かいちゃんとりくはもっと時間をかけてディスカッションして想いを通わせた方がいい。(←誰w)
大劇は大絶賛なのに別箱だといつも不評(私がw)のあっきーは、今回はセリフもしっかり聞こえてよかったなー。オスカル隊長来た時の笑顔が眩しすぎて貴族感なかった感じはあるがなw
もんちベルナール、出番多くて嬉しかった。が、「愛する者のために」もんちにとっては低すぎなのかな?良さが活かしきれてないような感じだった。子役・少年役から今回青年役に年齢があがって、落ち着いた感じ出したかったのかもしれないけど、ちょっと生気にかけるというか、覇気があまり感じられなくて、ちょっと心配になるレベル。
娘役の手薄さを感じてしまったなぁ…れーれ・たらちゃん抜けたら喪失感をひしひしと感じた。
あとみんな、初日開いたばかりなのに喉しんどそうだったよ!これから全国周るのに大丈夫かしら!
フィナーレは喜多先生振付のラインダンス、薔薇のタンゴ、愛の柩、愛の讃歌の構成。
ラインダンスで列になる前のフォーメーションで1番上手の1列目にいる子、めっちゃ可愛かった…!誰か教えてください!あれ誰!
薔薇タンはめちゃくちゃ格好良かった。まぁくんはやはり踊り見せてくれるなってのと、上級生の意地を見たね。大劇の若手薔薇タンも頑張っていたんだけど、上級生の余裕というか男役臭さとか技術とか全部つまった薔薇タンだった!
愛の柩はかいちゃんが娘役はべらせてる場面だがwかいちゃんもこういうのやると雰囲気出るね。なかなか歌上手くならんなぁ。
愛の讃歌のまぁみりデュエットダンス。来る時代のデュエダンを見ているようでなんだか不思議な感じ。大劇同様役を引きずったダンスで素敵でしたな。
全体的に良かったんだけど、まぁくん走りすぎなのと、オスアンの作りがちょっと心配だなぁ。
それでも全国のお客様は待ってるわけだから、頑張ってもらいたいねー。
なんかいろいろポスター出たけど、こまめに書けてないなぁ。
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