星組次期トップが内定している礼真琴さん。
何でもできる優等生男役、礼真琴さんはいったいどのような方なのでしょうか?
輝かしい経歴やすごすぎる同期、お茶会の様子などから、今後の星組を担う礼真琴さんの魅力をご紹介します。
星組次期トップ|礼真琴とは?
礼真琴(れい まこと)さんは、2007年に宝塚音楽に入学し2009年宙組公演『薔薇に降る雨/Amourそれは…』で初舞台を踏んだ95期生です。
その経歴は輝かしく、宝塚歌劇団に首席で入団し、翌年の2010年には『ロミオとジュリエット』の初演で『愛』役に抜擢されました。
当時、無名の礼真琴さんでありましたが、しなやかなダンスとずば抜けた才能を発揮し、「あの人は誰?」「男役?娘役?」などと話題になり一躍時の人となったのです。
その後は、新人公演主演を始め
- バウホール公演『かもめ』『鈴蘭』
- ドラマシティ、日本青年館公演『阿弖流為』
- 全国ツアー公演『アルジェの男/ESTRELLAS』
で主演を務められ、着々とスターの道を歩み2019年10月14日付で星組トップスターに内定されました。
礼真琴、憧れの存在はレジェンド柚希礼音!
幼少期からバレエを習っていた礼真琴さんですが、バレエのレッスンはあまり好きではなかったそうです。
そんな中、身長が高かったことからバレエの先生に宝塚を勧められ2005年、安蘭けい(あらんけい)さん主演で上演された『龍星』を初観劇。そこで李霧影を演じていた柚希礼音(ゆずきれおん)さんに感銘を受け、宝塚の受験を決意されたそうです。
礼真琴さんの芸名にもある「礼」の字は、尊敬する柚希礼音さんから一文字いただいたとお話しされていました。
宝塚に入団後は、憧れであった柚希礼音さん率いる星組に配属され、新人公演では主演を含め柚希礼音さんが演じた役を5度も演じられています。
また、柚希礼音さんの転機となった作品『スカーレットピンパーネル』のショーブラン役も演じ、礼真琴さん自身もこの作品でまた一段と成長されたように感じました。
礼真琴に弱点はある?
何をしても完璧な礼真琴さんですが、一つ弱点があるといえば宝塚の男役にしては少々小柄であるということではないでしょうか。
身長170㎝である礼真琴さんですが、最近の傾向では宝塚男役の平均身長は170㎝以上、娘役も165㎝以上と以前に比べ全体的に高くなっていると感じます。
今では男前な礼真琴さんですが、下級生の頃は顔立ちも幼く可愛らしい印象で、娘役として起用されることも多々ありました。
ファンの間では、「娘役に転向してしまうのではないか?」と男役礼真琴のファンにとっては不安な声もありましたが、3番手男役の立場になったくらいのころから一気に垢抜け、男らしさが増したのです。
男役で身長が小さいと大きな弱点になるかと思いますが、礼真琴さんに至ってはそれを吹き飛ばすくらいの存在感とオーラがあるので、まったく気にならないですね!
礼真琴の相手役|舞空瞳
次期星組トップ娘役に内定しているのが、2019年4月まで花組の娘役であった舞空瞳(まいそらひとみ)さんです。
舞空瞳さんは2014年に宝塚音楽に入学し、102期生として2016年星組公演『こうもり/THE ENTERTANER!』で初舞台を踏み、礼真琴さんと同じく首席で入団されました。
礼真琴さんが次期星組トップであったことは、大体の方が予想されていましたが、トップ娘役に関しては、予想外の就任発表で驚かれた方も多かったのではないでしょうか。
「研3だし、まだ早い。」という方もいるかとは思いますが、最近では下級生がトップ娘役に抜擢されることは珍しくはなく、何色にも染まっていない娘役とコンビを組むということはトップ男役にとってもやりやすいのでは?というように感じます。
「首席コンビ」の今後が楽しみです!
礼真琴の同期|95期生がすごい!!
第95期生である礼真琴さんですが、この同期がまたすごいんです!!
OGを含め全45名いる95期生ですが、男役娘役問わずそのほとんどが主演クラス!
まずOGには、
- 元星組トップ娘役 妃海風(ひなみふう)さん
- 元宙組トップ娘役 実咲凛音(みさきりおん)さん
- 元月組トップ娘役 愛希れいか(まなきれいか)さん
- 元宙組娘役 伶美うらら(れいみうらら)さん
- 元雪組娘役 星乃あんり(ほしのあんり)さん
などがおります。
そうそうたる顔ぶれですが、さらにすごいのが『エリザベート』でヒロインを務めた娘役が2人もいるということです。
娘役のなかで、憧れの役第1位でもある『エリザベート』。
この作品で、実咲凛音さんと愛希れいかさんは、ヒロインエリザベートを演じました。
同期のなかで2人もエリザベートを演じた娘役がいるということは、宝塚でも例のないことです。
そして現役生徒には、礼真琴さんを始め…
- 花組男役 柚香礼(ゆずかれい)さん
- 花組男役 水美舞斗(みなみまいと)さん
- 月組男役 月城かなと(つきしろかなと)さん
- 雪組男役 朝美絢(あさみじゅん)さん
- 宙組男役 桜木みなと(さくらぎみなと)さん
- 星組男役 瀬央ゆりあ(せおゆりあ)さん
などがおります。
今後、近い将来5組全てのトップが95期男役で飾られるなんてこともあり得るかもしれません。
礼真琴、同期生とのエピソード
素晴らしい同期達を持つ礼真琴さんですが、その中でも元星組トップ娘役・妃海風さんと星組男役・瀬央ゆりあさんとは多くの舞台を共にし、特に濃い時間を過ごされていたようです。
妃海風さんとは、2012年に発売された宝塚ディズニーアルバムのなかで『輝く未来』を披露し、歌うまコンビとして一躍人気を集めました。
また、2014年『眠らない男・ナポレオン』の新人公演では同期で主演を務めたこともあります。
礼真琴さんと妃海風さんは、お互いに似た境遇に立たされることが多かったことなどから、友達ではなく「一番分かり合える同士」であったということをお話しされていました。
そして、もっとも近くで礼真琴さんを支えている存在であるのが瀬央ゆりあさんです。
新人公演・本公演・主演公演では礼真琴さんと肩を並べ、いつも一緒に作品を作り上げてこられました。
礼真琴さんにとって、互いに尊敬し刺激し合える存在である瀬央ゆりあさん。とても仲のいい兄弟のようにも見えるお2人の掛け合いは、星組の名物の一つにもなっています。
礼真琴|お茶会の様子
お茶会とは、タカラジェンヌとファンがトークやゲーム、握手会などで身近に触れ合うことができるファンクラブイベントです。
公演ごとに宝塚と東京で開催され、スターになるほどその規模は大きくなっていきます。
礼真琴さんのお茶会も毎回とても好評で、人気絶頂を示すかのように参加人数も開催ごとにどんどん増えているのです。
次期トップスターというだけに、握手会や写真撮影などはなくなってしまったのですが、公演のお話やプライベートのお話、何と言っても生歌の披露などがあるので、ファンにとっては贅沢でたまらない時間を過ごすことができます。
礼真琴さんをもっと知りたい、身近に感じたいという方は是非参加してみてはいかがでしょうか!!
まとめ
今回は、星組次期トップ男役・礼真琴さんについてご紹介させていただきました。
- 入団当初から優等生
- 憧れの存在はレジェンド柚希礼音
- 次期相手役も首席!
- 小柄という弱点がありながらも、存在感とオーラがすごい
- 同期がスター揃い!
- 固い絆で結ばれた同期がいる
- お茶会では生歌が聞けるかも
宝塚の男役になるために生まれてきたといっても過言ではない礼真琴さん。
実力は勿論、運や巡り合わせの良さなど宝塚に必要不可欠な強運の持ち主であることも、スターになるべき人物であるということが伺えます。
星組次期トップが内定されていますが、間違いなく宝塚の歴史に残るトップスターになると言えるでしょう。
今後、さらに進化し男役を極めていくであろう礼真琴さん。まずは、お披露目公演から期待したいですね!!
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