ダイナー|真矢ミキ・真琴つばさ・沙央くらま感想まとめ!ご挨拶皆さま、ご機嫌いかがですか?砂山(@sunayama373)です。
先日元宝塚の真矢ミキさん・真琴つばささん・沙央くらまさんが出演する映画「ダイナー」を映画館で観てまいりました!
お三人とも現役時代を彷彿とさせるビジュアルの美しさ!この3人を目当てにダイナー見に行ったようなもんです!
今回は映画「ダイナー」を宝塚ファンの視点で真矢ミキ・真琴つばさ・沙央くらまにフォーカスして感想をまとめていきたいと思います!
ダイナーに訪れる殺し屋・無礼図|真矢ミキ
https://twitter.com/DinerMovie/status/1155057885124018177ミキさんが演じたのは北の殺し屋集団のリーダー無礼図(ブレイズ)
真矢ミキが宝塚を去ってから21年。確かに現役時代のミキさんはめちゃめちゃかっこよかったのですが、21年も経ってるしそれなりに年齢も重ねられてきたわけだから正直どうなの?と思っていました。
何 も 心 配 す る こ と は な か っ た !
美しいことは正しい!
その言葉に説得力をもたせるビジュアルの完璧さ。
殺し屋の世界でリーダーにまで登りつめるその貫禄。
圧倒的なビジュアル!(2回目)
美しすぎる見た目!(3回目)
最高でした。
私、ミキさんの現役時代の作品はコミカルなものばかり拝見していて、ミキさんに対してあまりクールでかっこいいイメージを持っていなかったので、ある意味新鮮でした。
もともと原作では男性のキャラクターのようですね。漫画にもまだ登場していないらしくビジュアルが世に出るのはミキさんの無礼図が初めて。
蜷川組のスタッフと真矢ミキのポテンシャルが駆け合わさって最強のビジュアルが誕生したってわけですねぇ…!
無礼図の側近・荒裂屈巣|真琴つばさ
https://twitter.com/eigaland/status/1121700492432826368ダイナーの情報が解禁されてからめちゃくちゃ楽しみにしていたのが、マミさん(真琴つばさ)の荒裂屈巣。
[chat face=”sunayama04.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]私が宝塚を見始めたときのカリスマトップスター・真琴つばささん!20年の時を経て再び男役(男装)姿が観られるなんて…![/chat]
しかもミキさんとマミさんはトップになる前、下級生時代に同じ花組で切磋琢磨した関係性ってのもファンからしたら胸アツポイントであります…!
さらに役名の荒裂屈巣(アレックス)は大劇場公演「LUNA-月の伝言-」の役名と一緒!これは意識せざるを得ないでしょう…!
後から知りましたが、蜷川監督は「LUNA-月の伝言-」から役名をとったらしいですね…!さすが!わかってるぅ!
作中で荒裂屈巣が銃を顔の横に構えて歩みをすすめるカットがありますが、あれはまさに「ジャズマニア」のマイ・ファニー・バレンタインの場面を彷彿とさせるかっこよさでした…!
あの役も殺し屋だかスナイパーの役でしたが、ライフルを構える真琴つばさが超絶かっこよかったから、ダイナーで真琴つばささんが気になった方にはぜひご覧になっていただきたい…!
マミさんって退団後、TVでの露出は比較的バラエティが多くて「面白い人」「元宝塚出身者のドン」的なイメージで世間では定着していると思うんだけど、ダイナーを期にマミさんのかっこよさについても気になる人が増えたら嬉しいなぁ…!
無礼図の側近・雄澄華瑠|沙央くらま
https://www.instagram.com/p/Bwtwe5gBWDZ/?utm_source=ig_web_copy_link[chat face=”sunayama04.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]コマさん(沙央くらま)お変わりなくうぅぅぅぅぅぅぅ!!!![/chat]
コマさんの映画出演は普通に嬉しかったですね…!退団してからまだ1年くらいしか経っていないので、まだまだ現役って言っても問題ないくらいかっこよかったです。
雄澄華瑠(オスカル)という役名も、コマさんが新人公演「ベルサイユのばら-オスカル編-」のオスカル役で新人公演初主演をしていることにちなんでいるという、蜷川監督の宝塚好きが発揮されている配役です^^
正直元宝塚枠で一緒に出演する真矢ミキ・真琴つばさと世代的に離れすぎててどうなのかなと思っていましたが、上級生の男役スキルの高さとコマさんの真ん中を立たせる演技の巧みさがぴったりマッチして、組織のピラミッドがきれいに形成されていました。
これが紫吹淳とかだったら、みんな元トップスターで画面が強すぎてきつかったんだろうな…!
雄澄華瑠さんは無礼図チームと主人公ボンベロ(藤原竜也さん)との対決の序盤で殺されちゃいましたけど、血しぶきじゃなく花びらが舞うという耽美な演出!死に際まで美しいのが蜷川流なんですかね。
それを元タカラジェンヌが演じると美しさマックスになるわな。
元宝塚集団最強説
真琴つばさオフィシャルブログ
「MKT-air283便」更新真琴つばさ『「Diner ダイナー」舞台挨拶』
⇒ https://t.co/nJ7vWWOZeu #Dine#ダイナー#真矢ミキ さん#真琴つばさ #沙央くらま さん #舞台挨拶#チーム無礼図— 真琴つばさ公式FC Position M (@PositionM2001) July 25, 2019
今回ダイナー見て、元宝塚の皆さんを見て何が一番しびれたって
ハットのかぶり方と拳銃の構え方。
これですよ。
これぞ男役の真骨頂!!!
あの絶妙に傾けたハットから覗くキレた瞳のかっこよさは半端ない。
周りにいた無礼図チームの男優さんを悪く言うつもりはないんだけど、やっぱり男性がぽんと頭にハットを乗せているだけでは味気ない。
ハットの傾け、それに合わせて首の付け方などは十数年間男役を着分けるために試行錯誤されてきた経験の賜物だし、俳優としてのスキルとして生き続けるんだなぁと感じました。
お3人共さすがでした。
しかもミキさんに関してはわざわざオッドアイにしている方をハットで隠しているじゃない。
それがいい!
オッドアイがちらっと見えたときの眼光の鋭さとブルーの瞳にハッとするもんね。やべぇ殺されると思う。
あと銃の構え方ね。
前述でもマミさんの銃の構えについて少し書いたけど、日本において銃っていう日常とは縁遠いものを、リアルにかっこよく魅せる方法を研究し尽くす宝塚の経験をすごく感じたね。
ミキさん、現役時代も銃くるくる回してたもんなぁ…!あれが再び見られるとは…!!!
ダイナー全体の感想もちょっとだけ。
元タカラジェンヌ目当てに映画館まで見に行ったようなもんですが、作品全体の感想も少しだけ。
物語の導入部分ではとても演劇的な要素を感じました。バイト中のカナコの周りを行き交う人々の描写とか、カナコの過去をメタ演劇的に表現しているのとか。
登場人物に見得を切らせて名前を紹介するやり方なんかもすごく演劇的だなと。
かと言ってそのやり方が蜷川幸雄的かというとそうではなくて、いろんな世代で流行った劇的手法が組み合わさっているなと感じたので、監督である蜷川実花さんの一番気持ちいいやり方をふんだんに取り入れたのかなーと思って面白かったです。
劇的手法の前半とアクション主体の後半って感じで、物語にメリハリがあり、全然飽きが来なく楽しめました。
想像力のない奴は死ね、っていう言葉のインパクトすごい。
芸術の世界では想像力がないことはイコール死んでるも同義だもんなぁ。
おわりに
今回は映画「ダイナー」を宝塚ファンの視点で真矢ミキ・真琴つばさ・沙央くらまにフォーカスして感想をまとめてみました。
[chat face=”sunayama04.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]やっぱり元タカラジェンヌに男装させたら最強なんですよね…!知ってた…!!![/chat]
そして、退団後それぞれ女優に転身しても、宝塚で培ってきたものってすごいパワーを秘めてて、宝塚を通ってきていない俳優・女優がどう逆立ちしても絶対に手に入れられないスキル・強みなんだなぁと改めて感じましたね。
昔はよく「宝塚出身者は芝居が大きい。宝塚芝居が抜けない。」なんて言われ方することもあったけど、蜷川さんの作風には少しくらい芝居が大きいほうがマッチするし、いろんな表現方法が出てきた昨今においては、「元宝塚」が今まで以上に武器になって行くんだろうなと感じさせられました。
OGの宝塚スキルを存分に生かした活躍をみて、OGの現役時代や現在の宝塚歌劇にも興味を持ってくれる人が増えたら嬉しいなぁ…!
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