皆さま、ご機嫌いかがですか?砂山(@sunayama373)です。
月組大劇場公演レビュー・エキゾチカ「クルンテープ 天使の都」で、公演期間中に上演楽曲の変更がありました!
月組宝塚大劇場公演 レビュー・エキゾチカ『クルンテープ 天使の都』におきまして、3月29日13時公演より、下記の場面にて使用しております楽曲を変更させていただきます。大劇場公演中の変更となりますことお詫び申し上げますとともに、何卒ご了承のほどお願い申し上げます。
引用:宝塚歌劇公式HP
[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]こんなことって今まであったかな???[/chat]
今回は、月組公演の変更点と、上演中の作品の楽曲変更について思ったところをまとめてみたいと思います。
『クルンテープ 天使の都』楽曲の変更点はどこ?
公式サイトによると、変更された場面は
第11場 ケングエング(元気)
第21場・第22場 マカプジャ(万仏祭)
ケングエングは、Berryz工房の「cha cha sing」を使用し、新トップ娘役・美園さくらちゃんがまさにアイドルのように男役を引き連れて構成されていた場面とのこと。
変更後は、宝塚では定番の「セ・マニフィーク」に変わったそうです。
「セ・マニフィーク」も近年では夢咲ねねちゃんが男役を引き連れて力強く歌っているイメージが強いですが、もともとのアイドル場面とのギャップが気になるところですね^^;
マカプジャは今作品で退団することが決まっている2番手スター・美弥るりかが銀橋を渡りながら歌い、そのまま男役の大階段・黒燕尾につながるという場面。
「愛を知るため」というタイ発祥の楽曲を使用されていたそうです。
追記:友人が「愛を知るため」の原曲を教えてくれました。
[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]
愛を知るため旅を続けた 君に会うために。。。
めっちゃいい曲やん・・・。
美弥ちゃんがこの歌詞の想いの丈を込めて歌う姿を拝見したかったです…!
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変更後の楽曲名は現時点ではっきりとはわかりませんが、歌詞も変更となり、星組で育ち月組へきて更に飛躍した美弥るりかの宝塚人生を表すかのような歌になっていたそう…!
[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]変更前も愛があふれるいい場面で、めっちゃ評判が良かったけど、変更後もファンを裏切らない!そして退団者がファンに対してしっかり想いを伝えられる構成にする藤井大介先生!さすがっす![/chat]
また、今回は楽曲・歌詞の変更はあったけど振り付けの変更はなしとの情報も。
これってすごいことだと思う。生徒やスタッフの負担もできる限り少なくていいように、バシッと合う楽曲に変えたってことか…!
変更の原因は?
変更の原因は歌劇団からはっきりと発表されているわけではありませんが、著作権・権利関係の条件が合わなかったのだと推測します。
著作権の関係だと今まででも、上演はできるけど映像収録や収録物の販売の許可がおりなかったというケースはよくあり、VHSやDVDではその場面がまるまるカットされていたり、最近では映像だけ公演のものを使用して、楽曲を差し替えているパターンがよくありました。
[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]雰囲気のよく似た曲のインストルメンタルで歌っている生徒が口パク状態っていう、なかなか悲しい映像なんですよね…。[/chat]
劇団の対応はずいぶん変わってきている
今回のように上映中に楽曲を変更されると、前半の公演(今回は初日から20公演分)は幻の公演となり、観劇できたファンは貴重なものを見ることが出来たし、見られなかったファンの方はかなり悔しい思いをされていると思います。(特に美弥ちゃんファンの方は!)
[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]私も前半は観劇できなかったので、変更後の上演しか見ることが出来ません…![/chat]
しかし、権利関係の伴う楽曲の対応は年々進化しているなと思います。
昔は、記録に残るものからは完全に消されていましたし、事前に劇団からのアナウンスもなく、VHSの裏にめっちゃ小さい文字で「著作権の都合により・・・」が書かれているのみでした。
それが音無し映像だけの収録になり、雰囲気の似ているインストが入ったり。。。
それでもやっぱりファンにとっては、悲しい…!
特に退団者のファンにとっては、最後の記録に残る映像が、特にソロ曲だったりが、口パク収録なんてつらすぎる…!
[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]実際野々すみ花ちゃんは芝居のソロ曲パクパクだったしね…あれは可哀想だった。。。[/chat]
ただ、最近ではそんな悲劇を回避する動きもあります。
最近の公演だと、2018年宙組「クラシカル・ビジュー」。
退団者の瀬音リサとその同期・星吹彩翔がデュエットを担当した「コーラル」の場面では、歌詞が権利に抵触したのか、映像収録の入っている日のみ2人はスキャットで歌っていました。
歌詞を変更した状態で商品化して販売するのがまずかったのでしょう。
しかし、歌に定評があり宙組娘役として重要なポジションも演じてきた瀬音の退団公演、さらに歌うま同期との最後のデュエット、さらにさらに同期である愛月ひかるが主として構成されている場面。
スキャットで対応してくれたことで映像にはしっかりありさ(瀬音)の歌声が収録されています。
[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]これはめちゃくちゃ嬉しかったなぁ…![/chat]
今回は新トップ娘役の見せ場・そして男役2番手の退団という大事な場面が映像に残せないのはファンにとっては辛すぎる…!
そんなことを考慮して大介先生やスタッフ・生徒のみなさんが急な変更に尽力してくれたのであれば、それはとってもうれしいなって…!!!
想定外の稽古時間・勤務時間が必要だったりするだろうし、ファンだって暴徒化するかもしれないし(←)、決断も並大抵の肝では出来ないと思う。英断だと思います。
事前になんとかしてくれよ!って思うところだけど、国外の権利関係って許可取るのに時間がかかったりするので、先に制作を始めるところって往々にしてあるんだよなぁ。小さい劇団・カンパニーだと公演ごとポシャるときもあるもんね。
[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]いやまじでポシャらなくてよかったと思いますよ。[/chat]
今回の件に関しては、賛否両論いろいろあると思うけど、私は劇団としていろいろ手を尽くしてなんとかファンに一番いい状態で作品を・タカラジェンヌの姿を提供してくれていると思います。
まとめ
今回は「クルンテープ 天使の都」楽曲変更についてまとめてみました。
[box04 title=”変更点”]
- 第11場 ケングエング(元気)
トップ娘役・美園さくらと男役のアイドルナンバー
cha cha sing が セ・マニフィーク に変更
- 第21場・第22場 マカプジャ(万仏祭)
美弥るりか最後の銀橋ソロからの大階段・男役群舞
愛を知るため が 別楽曲に変更
[/box04]
私としては前半の公演が観れなかったので比較することは出来ませんが、ツイッターなどの反応を見ていると、「変更後の演出が最悪!」というような感想は見当たりませんでした。
[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]むしろ「更に涙が止まらなかった」との声も多く拝見しました。[/chat]
退団者を引き立たせてくれる藤井大介先生だからこそ、美弥ちゃんの立場での退団の意味も踏まえて作品作りをされたと思うし、いろんな要因が絡み合っての楽曲変更だったのかなと勝手に思っています。
[chat face=”profile1.1.jpg” name=”砂山” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]とにかく、早く観たいなという気持ちが高まりました…![/chat]
観劇後はまた観劇記をアップしたいと思いますので、よければまた見に来てくださいね^^
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